発見したアイデアに第二の生命を吹き込む

思考・仕事術
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Frozen Raspberry are Healthy
Frozen Raspberry are Healthy / epSos.de

多くのアイデアは部屋にこもってウンウン唸って考えるよりも、何気なく読んだ本やブログ、友人との雑談の中、はたまた出先で見かけた何気ないモノから得られるものです。

アイデアには二つの種類が存在します。

一つは簡単に模倣できるアイデア。
これは料理のレシピやブログのカスタマイズ術など、見つけたアイデアをそのまま再利用するものです。

もう一つは見つけたアイデアを全く違った形で利用するというもの。
多くの場合、こちらの方がオリジナル性の高いアイデアとして受け入れられます。

では、このようなアイデアはどのように見つければ良いのでしょう?

当たり前 + 好奇心 = アイデア

冷凍食品の生みの親であるクラレンス・バーズアイ。

彼が冷凍食品のアイデアを思いついたのは、毛皮の取引に訪れていたカナダでのある光景でした。

一九一二年から四年間、毛皮の買いつけに携わっていたバーズアイは、釣ったばかりの魚やカモの肉を雪に埋めて急速に凍らせることで、風味や食感が保てることを知って驚いた。そしてこう考えた。
同じしくみで加工した食べ物をアメリカで売れないだろうか、と。この思いつきから新たなビジネスが生まれた。
(アイデアハンターーp.49)

バーズアイが目にしたのはカナダで暮らす人々にとって、食べ物を保存するための当たり前の方法でした。

そしてバーズアイと同時期に数十万人のアメリカ人が毛皮取引のためにカナダを訪れ、その光景を見ていたはずなのです。
でもそれをビジネスに結びつけようとした人はいなかったわけですね。

バーズアイとその他大勢の人たちの違いは何だったのか?
それは好奇心を持っていたかどうか。
バーズアイはその強い好奇心から、当たり前のモノを当たり前ではないモノとして見ることができたわけです。

このエピソードは、すでに存在していた「食べ物を急速に凍らせて保存する」というアイデアに好奇心をプラスして、「冷凍食品」という別のアイデアを生み出した好例と言えそうです。

B的アイデア

  1. 新しいiPhoneが発表されたら、今使っているiPhoneの別の使い道を考えてみる
  2. 人のブログ記事を読んだ後、切り口を変えて記事を書いてみる(パクリ厳禁)
  3. 普段使っているものを他の用途に使えないか考える(熊よけの鈴を自転車につける的な)

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