『クリエイティブの授業』byオースティン・クレオン ― 誰もが持っている”クリエイティブ”を目覚めさせる

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クリエイティブの授業

久しぶりに面白い本を読んだのでシェア。
詩人で作家でクリエイターのオースティン・クレオン氏の『クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST “君がつくるべきもの”をつくれるようになるために』。

タイトルには”クリエイティブの〜”とありますが、モノづくり以外にも色々と参考になる部分も多い良書でしたよ。

本書から特にグッと来た部分をいくつかご紹介します。

『クリエイティブの授業』byオースティン・クレオン ― 誰もが持っている”クリエイティブ”を目覚めさせる

100%オリジナルなんて存在しない

一流のアーティストなら、無から生まれるものなんて何もないと知っている。創作作品には必ずベースがある。100パーセント”オリジナル”なものなんてないんだ。(p.15)

“クリエイティブ”というとなぜかオリジナルの作品にこだわる人がいますが、原則的にゼロから生まれたオリジナルなものなんて存在しないわけでして。

これはオリジナルだろう!と思っていても、たまたま元ネタの存在を知らないだけということも多々あります。

要するにその「まったくゼロから作ったオリジナルじゃなきゃいけない」って思い込みを外してやらないと何も生まれないんですね。

人の作品をコピーするのは盗作ですが、作品を研究して自分の作品に生かすことができれば、それは新たな”オリジナル”の誕生です。
変な思い込みはとっとと捨ててしまいましょう。

できなくてもできるフリをする

1.なりたい自分になれるまで、そのフリをしろ。みんなが自分の思い通りに見てくれるまで、作っているフリをしろ。
2.実際に何かを作れるようになるまで、作っているフリをしろ。(p.38)

自分がやりたいコト、作りたいモノがあるなら、四の五の言わずにまずは手を動かしてみるってことですかね。

何か行動を起こす時って言うのは初期摩擦が大いに邪魔をしてくれるわけですが、一度動き出してしまえばあとは動き続けるだけです。

頭でゴチャゴチャ言い訳を考えているヒマがあるのなら、プロトタイプでも何でも作ってみて、どんどん世の中に発表してみることですな。

まとめ

子どもの頃に自分の欲しい(見たい・読みたい・聴きたい)モノを作り(オリジナルとか気にせず)、人に見せていた行為が結局のところ”クリエイティブ”だったんですな。
大人になるにつれ思考が硬直化し、このクリエイティブさが失われてしまっていたようです。

さて、本書にはクリエイティブになるための10個のアイデアが書かれています。
シンプルな言葉で書かれていますが、どれもグッとくるものがあります。

冒頭にも書きましたがモノづくりというだけでなく、普段のビジネスとかブログの運営なんかにも参考になるんじゃないかと。
オススメ。

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