【GTD再学習#04】「いつかやる」をうまく使うと「やるべきこと」に集中できる

タスク管理・GTD
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Someday and Again
Someday and Again / Old Sarge

GTD再学習として不定期連載しているこの企画。
第4回は「いつかやる/多分やる」リストの効用について考えてみます。

この「いつかやる」リストの立ち位置がよく分かっていなかったのですが、最近になってようやく使い道が分かってきました。
今回はその辺りのお話をしていきます。

【GTD再学習#04】「いつかやる」をうまく使うと「やるべきこと」に集中できる

いつかやる=先送り?

この「いつかやる」と言う言葉に「今は考えたくないのでとりあえず先送り」的な、ある種のネガティブな感情がつきまとうイメージがありました。

もちろん「いつかやってみたい夢」や「目標」などのポジティブなものも入りますが、それ以外に「なんとなくやり場に困ったタスクの置き場」という印象があったため、この「いつかやる」リストを使わず、具体的なアクションが決まっていないタスクについては「プロジェクト」として管理をしていました。

でもそれをやると、プロジェクト数がかなり膨らんでしまうんですよねね。
それも週次レビューで見直しをかけてもまったく進捗していないプロジェクトばかり。

これではストレスフリーどころかストレスフルになる一方です。

いつかやる=今はやる必要がない、ととらえる

そこで改めて「プロジェクト」と「いつかやる」リストの立ち位置を考えてみました。

  • プロジェクトは「今着手する必要があるもの」
  • いつかやるは「今は着手する必要がないもの」

と考えると、それぞれのリストの意味合いがハッキリしてきそうです。

いずれやらなきゃいけないことなんだけど今すぐ着手する必要はない、そんなタスクについては「いつかやる」に一旦棚上げをしておくことで、プロジェクトとして遂行しなくてはという思いから開放されます。
もちろんリストに入れておくjことでリマインダーにもなりますね。

結果、本来進めるべきプロジェクトに集中することができる、というわけです。
そもそも「プロジェクト」は現在進行中のものでなければ意味が無いわけでして。

私たちのコンサルタントは、こうした問題を抱えるクライアントに対しては「いつかやる/多分やる」のリストを作って適宜更新していくことの重要性を説いている。そうすることで、やるべきことがたくさんありすぎて絶望的になっている状態から抜け出しやすくするからだ。カギとなるのは現実にきちんと向き合い、すべての項目を意識的にレビューして、近いうちに行動できる可能性があるものとそうでないものをきっちり判別していくことだ。当面行動できないプロジェクトは「いつかやる/多分やる」にいて、より現実的な「気になること」に注意を向けられるようにしていく必要がある。
(ひとつ上のGTD ストレスフリーの仕事術 実践編 p.143)

いつかやる→プロジェクトへの昇格

さて「いつかやる」リストに収められたタスクですが、そのままではいつになっても実行されません。
適当なタイミングで「プロジェクト」に昇格させて上げる必要があります。

タイミングとしては週次レビューのタイミングで問題ないでしょう。

「いつかやる/多分やる」リストを見直そう
今、始めることができるプロジェクトがないかどうかを見直し、あれば「プロジェクト」リストにうちしてしまおう。興味を失った項目は消してしまおう。
(ストレスフリーの仕事術 p.213)

日々タスクをこなすことで一つのプロジェクトが完了したら、また新たなプロジェクトを立ち上げることでリストの新陳代謝を促す…そんなイメージですね。

まとめ

ここまで述べてきたように「いつかやる」リストを活用することで、今やるべきことへの集中力を高めることができます。

私自身、「プロジェクト」リストに突っ込んでいたタスクを見直し、「いつかやる」リストに再設定したところ、本来やるべきプロジェクトへのモチベーションが高まりました。

プロジェクトが多くてこなしきれない、とお困りの方は「そのプロジェクトは今やる必要があるか?(いつかやるでも問題ないのでは?)」と自問してみるといいかもしれませんね。

限りあるリソース(時間・体力・お金など)を「あれもこれも」と分散するよりは、一つ一つタスクをつぶしていく「一点集中」のほうが結果的にうまくいく、ということですね。

「水鉄砲は穴が小さい方がイキオイよく遠くまで飛ぶ!」ということだ!わかったかスカタン
(ジョジョの奇妙な冒険 第8巻)

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