Database / Nanaki
「効率のよいアウトプット」。
ブログを書いている人なら誰もが一度は考えるテーマではないでしょうか?
ブログを書くのもそれなりに労力を使います。
効率よく(ラクして)記事を書くことができれば言うことはありません。
でもラクして書こうとすると、どうにも中身が薄っぺらい記事になってしまいます。
ではどうすればいいのか?
そんな悩みを解決するヒントとして「読書HACKS!」や「PLANNING HACKS!」等の「HACKS!」シリーズでおなじみ、原尻淳一(@junichiharajiri)氏の「アイデアを形にして伝える技術 」を紹介します。
基本はデータベース
効率のよいアウトプットのためには仕込みが必要です。
そこで必要になってくるのが「データベース」という考え方。
アイデアメモや読んだ本の抜き書き、写真やスケッチなどをデータベース化して、一元管理するというもの。
これは故・梅棹忠夫氏が著作「知的生産の技術」で紹介していた、カードシステムに共通するものがあります。
先人に倣って紙のカードを使うのも良いですが、今はEvernoteを使えば簡単に個人データベースを構築することができます。
データベース作りのコツはテーマに関する情報をとにかくたくさん集めること。
そしてタグなどを上手く使って検索性を高めておくことです。
データが蓄積されたところで、何らかのテーマについて文章を書いてみる。
その裏付けや参考となる資料をデータベースから引っ張り出す。
この二段構えによって、記事に厚みを持たせることができそうです。
もちろん実際はそんな単純なものではないと思いますが、何もないところから記事を一本書き上げるよりは、効率よく中身のある記事が書けそうな気がしてきませんか?
実際にやってみた
Evernoteにコツコツとデータベースを作り始めています。
現時点ではデータベースに格納しているデータが少なすぎて、あまり効果が実感できないのが正直なところですが…。
今後データの数が100、200と増えてきたときに、どれくらいの効果が見込めるのかが楽しみです。
まとめ
クラウドサービスやWebを活用した、現代版「知的生産の技術」とも受け取れる本書。
データベース思考以外にも、アイデア発想法や文章の書き方にまで言及しており、一冊読むだけでアウトプットの質が向上することが見込めます。
(もちろん読むだけでなくて実践も必要ですけど)
ブログが今ひとつパッとしないとお考えの方、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
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