昨日の仏像展覧会で久しぶりに仏像ブームが来てます(自分限定で)。
仏像に興味あるけど、何から手を付けていいか分からない…そんな人もいるんじゃないかと思います。
そこで今日は初心者にオススメできる仏像関係の書籍を3冊紹介します。
ぶつぞう入門
「あすなろ白書」で知られる柴門ふみ氏の著作。
仏像には興味のなかった著者が各地の仏像を巡る、旅日記風に書かれたかなりユルい内容の本です。
仏像に対して特別な知識がなくても、著者独自の視点で書かれた本書を読めば、何となく仏像に興味がわいてくる本です。
私はすでに手放してしまいましたが、最初の一冊としてオススメ。
仏像がよくわかる本―種類・見分け方完全ガイド
この本、もう売ってないんですかね?…残念。
仏教や仏像関係の本を多く書かれている瓜生中氏の著作。
仏像好きならとりあえずこれを読んどけ、とどこかで読んで購入した覚えがあります。
写真やイラストよりも文章が多いですが、その分仏像に対しての知識をたくさん得ることができます。
如来・菩薩・明王・天の分類から仏像の歴史まで体系的に学ぶことができます。
中古で見かけたら手に入れておくと吉かもしれません。
野仏の見方―歴史がわかる、腑に落ちる
これは昨日の展覧会後にミュージアムショップで衝動買いした本なのですが、なかなか面白かったので紹介しておきます。
仏像というとお寺に行かないと見ることができないと思いがちですが、実は私たちの周りには意外と多くの仏像があります。
例えばお地蔵さまや馬頭観音像などは、都会でもでよく見かけますよね。
その他にも庚申塚・道祖神・月待講など、存在は知っているけどそれらがどのような意味を持っているのか分からない神仏像・石碑などたくさんあります。
これらを総称して「野仏」として扱い、それぞれが持つ意味合いを解説しているのが本書です。
普段何気なく前を通り過ぎていた野仏にも歴史があり、昔の人の信仰があった…そう考えると面白いですよね。
まとめ
仏像はその造形を鑑賞するのも楽しいですが、それぞれの仏像に込められた意味や祈りを解釈できるようになるともっと楽しくなります。
気になった本があればチェックしてみてくださいね。
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