先日紹介した『貧乏入門』とは対極にあるようなコチラの本。
何とも胡散臭いタイトルですが、内容は結構まともなことを書いています。
少なくとも「秒速で◯◯円!」とか「ラクして儲ける」なんてチープな内容ではありませんでしたよ。
本書で言う”億万長者”とは、手元に現金1億円を持っている人ではなく、”10年あれば何度でも1億円を生み出す能力”を持っている人のことです。
いわゆる成功法則の本ですな。
個人的に気になったところをピックアップしてご紹介。
『億万長者専門学校』byクリス岡崎―秒速じゃなくてもお金を稼ぐ方法
まずは現状を見極める
誰だって億万長者になりたいとは思うものです。
でも…億万長者になって一体何がしたいんですか?
おそらく回答として多いのが「欲しいものを買いまくる」とかですかね。
あとは「老後の安心」とか「働きたくない」とか?
でもそれじゃ億万長者にはなれません。
「アレもコレも欲しい」と自分にとって満ち足りていない部分にばかり注目していると、現状の自分の立ち位置が見えなくなってしまいます。
まずは今の自分が十分に幸せであることを確認してみましょう。
食べるモノも寝る場所もちゃんとありますし、何より生きているって素晴らしいことじゃないですか?
自分にとって足りないものからスタートするのではなく、「今でも十分幸せだけど、この状態をキープしつつ自由や豊かさを増やす」という考え方にシフトすることが億万長者への道の第一歩なのです。
楽しさは「お金があるかないか」で決まらない
きらびやかなカジノで遊ぶのも、家でトランプゲームをするのも”楽しさ”は変わりません。
高級レストランで食事するのも、自宅でご飯を作って食べるのも”楽しさ”は変わりません。
要するに”楽しさ”の本質というのは、お金をかけなくても十分に享受することができるものなのです。
今日はたまたま自宅で砥石を使って包丁を研いだのですが、これが意外と楽しかったんですね。
もともと手先を使って何かするのが好きっていうのもありますが、工夫次第で楽しい思いはできるものなんじゃないかと。
遊ぶ(楽しい・幸せ)=お金がかかるという歪んだ常識は疑ってかかったほうが良さそうですな。
自分の好きなことじゃないと成功できない
億万長者になるためには強力な”ミッション”が必要です。
これは「世界平和」でも何でも良いのですが、お金を稼ぐ上でのモチベーションとなります。
逆に言えば、これがちゃんと決まっていないと億万長者にはなれないってことですな。
そして「自分の好きなこと(活動)をお金に変える」ようにできないと上手く回すことはできません。
世界平和のための活動が好きで好きでたまらない、というのであればミッションと活動が一致しているので、強力に前に進むことができるでしょう。
もちろん、そこまで壮大で崇高なミッションでなくても良いのですが、自分の活動とミッションが同じ方向を向いていないと、どこかでイヤになっちゃうんですね。
途中でやめる=失敗ということですな。
まとめ
釣りっぽいタイトルの本ですが、世に出回っている成功法則をうまくまとめ、さらに実践的なテクニックを付け加えた感じの内容でした。
本当にこの本の内容をマジメに実践すれば、本書で言うところの”億万長者”になることも夢じゃないのかも。
ひとしきり成功法則を学んだあとは、消費よりも投資が楽しくなる”億万長者脳”とか、資産の増やし方についても書かれていますので、ご興味あればどうぞ。
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