好きなことをもっと表現したいクリエイターのためのタスク管理、第2回目は「タスク管理とToDoリストの違い」についてです。
「タスク管理=ToDoリスト」と考えている方も多いと思いますが、厳密に言うとこれらは別モノなんですね。
何がどう違うのか解説いたします。
タスク管理とToDoリストの違い
タスク管理と聞くと、「タスク管理?毎日ToDoリストを作ってるよ」という方もいることでしょう。
ところでそのToDoリスト、キチンとこなす(つまりオールクリアにする)ことはできているでしょうか?
ToDoリストを作ったはいいけど、1日の終わりには全部終わらせることができずに何となくモヤッとすること、ありませんか?
一生懸命作っているそのToDoリスト、実は「ただ単に思いついたことを忘れないように書き出したリスト」になっている可能性があります。
こんなToDoリストを作っていたら要注意
あなたは毎朝会社のデスクで(在宅ワーカーの場合は家で)その日のToDoを書き出すときに、こんな内容を書いていませんか?
- プレゼン用の資料
- Aさんに◯◯の件について確認
- 送別会のお店
一見すると問題ないように見えますが…これでは頭に浮かんだことをそのまま書き出したに過ぎないんですね。
例えば「プレゼン用の資料」という項目を見たときに、「プレゼン用の資料についてネットで調査をする」のか、「スライドについてアイデア出しをする」のか、それとも「PowerPointを立ち上げてスライドを作る」のか…パッと見てやるべきことが分からなければToDoとは呼べないのです。
つまりToDoリストとは「今現在、実行可能なタスク」にまで落とし込んだものが書いてあるべきリストなんですね。
タスク管理とは何が違うのか
「タスク管理」とは「ToDoリスト」の親、と考えると分かりやすいでしょう。
前述の「プレゼン用の資料」を例に取れば、「プレゼン用の資料」という大きなタスクの下に「ネットで調べる」「アイデアを出す」「スライドを作る」という小さなタスクがぶら下がっていることになります。
親タスクである「プレゼン用の資料」は、実際には実行することができません。
実際には「プレゼン用の資料」について行うべき子タスク(ネットで”調べる”など動詞のついたタスク)が実行すべきタスクとなります。
「タスク管理」とは、これら親子タスクを抜け漏れなく管理することということになります。
したがってToDoリストを作るときには、タスク管理で管理している子タスクの中から今日実行できる(あるいは実行すべき)タスクを選ぶ必要があるということです。
まとめ
タスク管理とToDoリストの考え方について解説しました。
タスク管理はあくまで自身が抱えているタスク(やるべきこと・やりたいこと)を忘れないように管理するもの、ToDoリストはそこから実行できるタスクを書き出したリスト、と考えておけば問題ないでしょう。
タスク管理やToDoリストの具体的な方法についてはまた別の機会に。
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