【クリエイターのためのタスク管理#04】気になることを一箇所に集める

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クリエイターのためのタスク管理

今回からタスク管理の基本的部分について少し細かく解説していきます。

まずは「気になることを一箇所に集める」、GTDで言うところの”収集”ステップについて。

タスク管理というと「やるべきこと」に着目しがちですが、抱えているプロジェクトから日常雑務まで、頭の中身を棚卸ししてあげる必要があるのです。

気になることを一箇所に集める

タスク管理とは自分がやりたいこと(あるいはやるべきこと)をきちんと把握して管理するための技術です。

したがって、まず一番最初にやるべきは自分がやりたいこと・やるべきことを書き出すという作業ということになります。

ポイントはとにかく気になっていることをすべて紙(あるいはテキストエディタ)に書きまくること。
以下に収集のコツをまとめておきます。

収集のコツ

●まずはどんな些細な事でもいいので(爪を切るとかでも)書き出すこと。
「これくだらないかな〜」ということは一切考える必要はありません。
くだるかくだらないかは後で判断すれば良いので、勢いに任せてバンバン書き出してみましょう。

なぜくだらないことまで書き出す必要があるのか?と思う人も多いと思いますが、重大なプロジェクトに取り組んでいる最中に「トイレットペーパーを買わなくては」なんてことが頭に浮かんでしまったら、そこで集中力が途切れてしまいます。

しかし、あらかじめ「トイレットペーパーを買う」と書き出しておけば(頭の外に出しておけば)、当面はそのことについて気にする必要がなくなるというわけです。

●開始から30分ほどはスラスラと出てくるはずですが、時間の経過とともに出てこなくなります。
それでも雑巾を絞りきるように、最後の一滴まで絞り出してみてください。
いつの間にか忘れていた夢とか目標なんかがズルズルと出てきます。これも忘れずにメモ。

●家の中や職場の環境で気になっていることはありませんか?
備品の補充や修理、整理整頓したいと思っている場所など、実際にメモ帳を手に歩き回ってみると意外と気になることは出てくるものです。

●手帳やメールなど頭の外にあるモノを参照すると「そういえば…」というものがいくつか出てきます。
これもとりあえずメモして一箇所にまとめておきます。

●困ったときは「トリガーリスト」。
文字通りトリガー(引き金)となるキーワードの書かれたリストを見て最後のダメ出しをします。

●ある程度まとまった時間をとってやった方が効果的ですが、忙しい人は少しずつ気になることを書き出してもOK。
ただし書き出したものをなくさないように。

●書き出したメモは散逸しないように一箇所にまとめておきましょう(GTDではINBOXと呼びます)。
クリアフォルダを用意して、そこに入れておくのがオススメです。

まとめ

この作業を大体2時間くらい頑張ると、何となく気になっていたことが目の前に文字として現れます。
ちょっとした達成感と共に、だいぶ頭の中がスッキリしたのではないでしょうか?

もちろん書き出しただけではタスクは一個も前に進まないのですが、この作業をすることで自分がどれくらいの量のタスクを抱えているのか把握することができます。

どこかに出かけるときに地図上の目的地ばかり分かっても意味がありません。
今自分がどこにいるのか分からなければ、目的地にたどり着くことはできないのです。

気になることを集めることで、自分の立ち位置が分かるというわけですな。

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