どうしようもなく固いネジをなめることなく緩める方法

ドライバー DIY
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ドライバー

先日古いノートパソコンのHDDを取り出そうとしたところ、HDDをケースに固定しているネジが想像以上に固くて外れず、危うくネジ山がつぶれそうになりました。

手を変え品を変えてようやくネジを外すことができたので、備忘的にブログ記事にしておきます。

まず気をつけるべきはドライバーのサイズ

ハードディスクケース

こちらがノートパソコンから取り出したHDDケース。
ケースとハードディスクが4本のネジで固定されているのですが、片側の2本が異様に固くて外れません。
このままではネジ山をつぶして(なめて)しまいそうで焦ります。

ドライバー

ちなみに最初に使っていたのが左側のドライバー。
精密ドライバーセットに入っていたもので、刃先のサイズは0番です。

プラスドライバーの刃先サイズ
プラスドライバーの刃先は00番→0番→1番→2番……と大きくなっていきます。

実はネジを外すときはドライバーを回す力よりも押し付ける力を強く(回す力2:押し付ける力8くらい)する必要があります。
知識としては知っていたものの、精密ドライバーのような小さいサイズのドライバーでは力を込めて押し付けるという行為はなかなか難しく、ネジ山は虚しく削れていくばかり。

そこで家にあった大きいドライバー(刃先2番、軸の長さ100mm)のドライバーを試してみたところ、刃先が大きすぎてネジ山には入らなかったものの、グッと押し付ける力が入ることに気づいたんですね。

「あー、これか」ということで急遽ホームセンターで0番75mmのドライバー(上記写真の右側)を調達し、押し付ける力を強くしてチャレンジしたところ……拍子抜けするくらいあっさりとネジが外れたのでした。

ちなみにプラスドライバーでネジを外すときは刃先の大きなものから小さなものにしていくと良いそうです(2番→1番→0番)。
刃先が小さいとネジ山が中心からどんどん削れていってしまうんですな。

というわけで固いネジを緩めるときは刃先の大きさがネジ山に合って、軸が長くて柄が握りやすいドライバーを使うと、無駄にネジ山を削らずに済みそうですよ。

それでも外れないときは「ネジはずし液」

ネジはずし液

実はドライバーのサイズを変える前に、ネジはずし液(摩擦増強剤)を試したりもしました。

ネジはずし液とは鉄粉のようなジャリジャリっとした成分が入った液体で、これをネジ山に一滴垂らすとドライバーとネジ山の滑りをなくすというモノ。

結構なめてしまったネジ山でも簡単に外れるという触れ込みですが、やはり精密ドライバーとの組み合わせでは無理があったようです。

やはり力を入れやすいドライバーを使うというのが、固いネジを外すための第一条件と言えそうです。

合わせ技が効果的

ネジはずし液はドライバーとネジ山と滑りをなくすものですから、これを使えばムヤミにネジ山を削ってしまう可能性は低くなります。

つまりネジはずし液+正しいサイズのドライバーの合わせ技を使えば、ネジ山へのダメージを最小限におさえることができるということですな。

「このネジ固くてなめちゃいそうだな〜」と不安になったときは合わせ技で対処しましょう。

まとめ

というわけで、固くてどうしようもないネジはムリをしてネジ山をなめる前に、ちゃんと適切な道具を用意しましょうというお話でした。

プラスドライバーであれば刃先が0番〜2番の3本あればたいていのネジに対処できますので、一通り揃えておくと安心ですよ。

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