東京マラソンをはじめ、各地でマラソン大会が数多く開催されるようになりました。
ところで、マラソンといえばシューズが必要になりますね。
最近はオシャレなシューズも多く、お店に行くと目移りしてしまいますが、ランニング初級者にとって大切なのは安全に走る力を鍛えることです。
見た目のカッコよさ以上に大切なポイントについてまとめてみました。
マラソン初級〜中級者が知らないと損をするシューズ選びのポイント
というわけで今回はマラソン初級者、中級者に分けてシューズ選びのポイントを説明します。
初級者(1km6分以上、または10km1時間以上)
まずは初級者から見て行きましょう。
ちなみにここで定義している「初級者」はまったく始めての人、または1kmを走るのに6分以上の人を想定しています。
デザインよりもクッション性重視
さて、最近のシューズはデザインも凝っていてカッコいいものも多いのですが、初級者はデザインよりも以下の点を押さえることが重要です。
- カカトのクッション性が高い
- ソールが大きめで安定性が高い
この2点を押さえると靴底が厚くて、ちょっと野暮ったいシューズばかりになってしまいますが、初級者はまだ走るための体ができていないため、クッション性の高いシューズでカカトで脚への負担を軽くし、大きめのソールで安定したフォームを身に付けておく必要があるのです。
靴底の薄くてシュッとしたシューズを買うのは、ある程度走れるようになってからの方がオススメですよ。
足のサイズ計測は必須!
さて、シューズを買うときに一番気をつけなくてはいけないこと、それはサイズですね。
普段履いている靴のサイズでランニングシューズを選んではいけません。
必ず店員さんに相談して足のサイズを計測してもらいましょう。
できればABCマートのような靴屋さんよりも、スポーツ用品店(スポーツオーソリティとかゼビオなど)の方がキチンと測ってくれるのでオススメ。
もっと正確に計測したい場合は、銀座のアシックスストアに行くと機械を使って細かく計測してくれますよ。
アシックスではスマホを使って簡易的に計測ができるサービスを提供しています。試してみましたがかなり精度は高いようです。
メーカーごとにシューズの特徴が異なるので注意
シューズはメーカーによって同じサイズ(足長)であってもワイズ(足囲)が異なることが多々あります。
(経験的にはアディダスはかなり細身、アシックスはワイズ広め、ナイキはその中間くらい)
私の場合サイズは27.0cmでしたが、ワイズは26.6cmあり3Eとなるため幅広なシューズを選ぶ必要がありました。
(このワイズだとアシックスのワイドサイズしか選択肢がないんですが)
また試し履きのときはサイズはつま先に1cmくらいの余裕があり、ワイズは靴が伸びることを考慮してぴったりめのモノを選ぶとベターです。
サイズとワイズについては以下のサイトが参考になります。
ちなみにサイズが合っていないと、走っている最中に爪が内出血したりマメを作ったりするので、自分の足にフィットするサイズを選びましょう。
ただしシューレース(靴紐)をきちんと結べば、爪の内出血は防げたり軽減できたりもします。
中級者(1km5分程度、10km45分程度)
これくらいのレベルだとすでにレースにも出ていると思いますので、初級者向け(厚くて重い)のシューズよりも軽量なものを選びます。
重いシューズよりも明らかにスピードが出せるようになってびっくりしますよ。
また当初よりもフォームが安定するようになり、スピードを出すために前傾姿勢になってくるため、クッションはカカトよりも前足部分に配置されているものが良いと思います。
サイズについての考え方は初級者と同じです。
できればサイズはその都度計測してもらいましょう。
足のサイズは日や時間帯によって変わってきますからね。
中級者はクッション性よりも軽量・柔軟なシューズを選べばほぼ間違いないと思います。
ちなみにレースに出る場合、フルマラソンであれば100km、ハーフ以下のレースであれば5・6回慣らし履きしておくと最適なパフォーマンスが発揮できるようです。
またシューズの寿命は500kmくらいだそうです。
それを超えるとシューズ本来のパフォーマンスが発揮できないので、そこまで履きつぶしたら新しく買い替えましょう。
あとはサブ4が狙えるくらいのレベルになったら、シューズのレベルも上げていくとパフォーマンスよく走ることができますよ。
まとめ
ランニングの最重要アイテムと言えるシューズ。
正しくシューズが選べれば、走ることはとても楽しく快適になります。
次回の東京マラソンに向けてランニングを始めてみようかなーという人は、今回の記事を参考にピッタリのシューズを見つけてみてはいかがでしょうか?
もっとも東京マラソンは、ゴールテープを切るよりもスタートラインに立つほうが難しいんですけどね。
コメント