久しぶりに面白い本を読んだのでシェア。
ドラクエに代表されるテレビゲームって面白いですよね。
私も若い頃は随分と(それこそ寝る間も惜しんで)やっていました。
それに比べて現実世界はどうでしょう?
面白いですか?楽しいですか?
人生がつまらないからってドラクエの世界に逃避していませんか?
自分の人生がドラクエのように面白くてハマってしまうようなものなら楽しそうですよね。
この本はそんな想いを叶えるためのマニュアルとして書かれています。
ゲームが楽しいのは3つのポイントがあるから
そもそもドラクエが面白いのは「敵を倒したりナゾを解いて主人公を成長させ、最終的なボスを倒して世界を救う」というところですよね。
つまり「目的(世界を救う)」があって、そのために「敵(スライムとか)」を倒して成長(レベルアップ)する過程が楽しいんですよね。
さらに「全滅したら所持金が半分になる」といった「ルール」の存在によって、ゲームとしての緊張感やワクワク感が高められています。
人生も同じなんですね。
実現したい夢などの「目的」があって、実現するための困難となる「敵」が存在する。
何かを経験すれば経験値が入り、死んでしまえばコンティニュー不可という「ルール」も存在しています。
つまりこの「目的」「敵」「ルール」の3つのポイントが明確になっていれば、人生をドラクエ化することは可能ということなのです。
ゲームの目的は人それぞれ
いやいや、自分には世界を救うとかそんなビッグな目的ないし…ってそういうことではなくてですね。
目的なんて何でもいいんです。
会社を辞めて好きなことを仕事にするとか。
お金持ちになって札束の風呂に美女をはべらせるとか。
目的が大きくなればなるほど、敵(困難とか人間関係の問題とか)が強くなってしまい、その分経験値がたくさん必要になるかもしれません。
ただしドラクエと違って敵に負けても(失敗しても)ちゃんと経験値が入るというところがミソ。
失敗を恐れず(死なない程度に)「ガンガン行こうぜ」の気持ちで行きましょう。
そうは言っても、いきなり最終目的を達成しようとするのは、レベル1でラスボスに挑むようなもの。
まずは目的を難易度ごとに細分化していき、簡単に攻略できそうなところから手をつけていけば良さそうですね。
まとめ
書いてある内容の根底部分はそれほど目新しいことではないのですが、ドラクエという誰もが知っているゲームを例えに出しているので頭に入りやすい本でしたよ。
最後に個人的にグッときた文章をご紹介。
定価5,500円のテレビゲームに、面白さで負ける人生を送って、どうする!
(p.8)
いやー、至言ですね。このキャッチを読んで本書を購入しました。
ドラクエでは「ぱふぱふ」と、四文字で表示されるだけだが、人生ゲームでは超リアル3D体感ぱふぱふとして楽しむことができるのだ。
(p.33)
人生というゲームでは痛いものは痛く、気持ちいいものは気持ちいい。
死んだら教会で復活できずにゲームオーバー。
これ以上にリアリティのあるゲームは他にないんですね…ぱふぱふ。
ドラクエをプレイしたことがある人なら楽しめる本だと思います。
私はドラクエ派でもFF派でもなくメガテン派でしたけどね。
ご興味あればどうぞ。
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