最近何かに没頭したのはいつですか?
時間を忘れ、余計なことを考えず、一つのことに集中する。
何かと忙しい現代人にはなかなかそういう時間を持つことは難しいかもしれません。
それでも何か一つ、集中して取り組めるようなものに挑戦するのは意味があることなんじゃないかと思います。
集中することで自分がより自分になる
走ることは禅に似ていると例えられることがあります。
私もマラソンなどをやる身として何となく分かるのですが、走っている最中って結構無心になっていることが多いのです。
とは言っても無心の時間がずっと続くわけではなく断片的なのですが、フッと何も考えていない瞬間があることは確かなんですね。
その瞬間はただ走ることにのみ集中しているわけでして、おそらく素の自分が一番強く出ている瞬間なんじゃないかなと。
私たちは普段から、会社員であったり、父親であったり、息子であったり、ブロガーであったりと数多くの仮面(ペルソナ)を被って生活しています。
でも無心になっている瞬間はそのどれとも違うわけでして。
もちろん走っているからランナーというペルソナを被っているんでしょうが、それすら意識しない瞬間というのも存在しているわけです。
その瞬間は他の何者でもない自分自身なんですから、この瞬間を増やしていけば自分がより自分になるんじゃないのかなと思ったりしています。
まとめ
なんだか哲学のような禅問答のような、うまく言語化できていない記事になってしまいました。
ミケランジェロは大理石の中にあるものを掘り出すだけ、というような言葉を残していますが、感覚としてはこれに近いのかなと思ってます。
つまり自分の周りに幾重にも張り付いたペルソナを剥ぎとって、本質というか本来の自分を取り戻すような感覚です。
走ることにかぎらず、趣味やお稽古事など何かに没頭して無心になれる時間を持つというのは、忙しい現代人にとって必要なものなのかもしれませんね。
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