上野と谷中・根津・千駄木をアートを媒体につなぐイベント「art-Link 上野-谷中 2013」
今年のアートリンクは「写真のチカラ」をテーマに様々な企画があるようですが、その中に「トイカメラ探検隊」というイベントがありました。
プロのトイカメラマン・雨樹一期(@amaki15)さんを講師に迎え、トイカメラを手に上野・谷中の街並みを撮影するというもの。
しかも朝・昼・夕と3回に分け、それぞれの時間帯ごとのテーマを元に撮影するという面白い試みです。
どこか1回の参加でも良かったのですが…最近フィルムカメラに目覚めた僕としては気になるイベントだったので、思わず3回とも参加してしまいました。
参加しての感想などをイベントレポートとしてまとめておきます。
参加者層と使用カメラなど
第1回は10:00からスタート。
すでに集合場所のギャラリーには何名かの参加者が。期待通り予想通り女子率高いです…ていうか9割くらい女性。
トイカメラですもんね。
なんとなく女子のイメージ強いですよね。
何だか違和感ありまくり、浮きまくりで居場所のないの36歳・男。
ちょっと哀しい。
さて、今回はトイカメラ限定ということで自前のトイカメラ「Vivitar Ultra Wide&Slim 」を持って行きました。
ちなみにトイカメラを持っていない人にはこれと同じ機種を貸し出していましたよ。
オールプラスチックのチープなボディに22mmの広角レンズ。
シャッタースピード・フォーカス固定と、まさにトイカメラらしいカメラです。
簡単なレクチャーの後に3種類のフィルムをくじ引きで決め、フィルムを装填したら探検に出発します。
第1回 辻猫に出合う、谷中猫景色撮影探検ツアー
第1回目のフィルムはいわゆるレッドスケールフィルム。
実際は雨樹さんの手作り(通常のフィルムを裏返す)らしいです。
これを引いたらある意味当たりだそうで。
さて谷中と言えばネコですが…このツアーでは一匹も出会えませんでした。
小雨の降りしきる中を、お寺や小さな公園などを中心に、思い思いにシャッターを切っていきます。
1時間半くらいでツアーは終了。
第2回 五感が喜ぶ「マイ・イイ感じ」撮影探検ツアー
第2回もレッドスケールフィルムという引きの強さ。
何かすみません。
第2回の撮影の舞台は上野公園。
雨脚が強くなり空はどんよりしています。
このトイカメラ、晴れの日には性能を発揮できますが、暗いところは苦手なのでまともに撮れているか若干不安です。
上野動物園近くの上野こども遊園地を中心に光を求めて撮影。
遊園地は雨のため稼働していない上に、カラスも多くて廃墟のよう。
退廃的な写真が撮れた…かも?
第3回 ほっこり懐かしい、あかね色時間撮影探検ツアー
第3回めはフジカラーNATURA1600。
16時ともなると暗くなるので高感度フィルムでないと、このカメラでは厳しいのです。
ルートは谷中霊園を抜けた後、谷中商店街へと向かいます。
あかね色ツアーですが…雨は止む気配もなく、夕焼けは期待できません。
その代わりと言ってはなんですが…ようやくネコに出会えました。
もちろんバッシバシ撮影。
ネコも撮影に慣れたものでちょいちょいポーズを決めてきます。
他には雨に濡れた地面に反射する光などを狙って撮影。
これは雨の日ならではの撮り方ですよね。
そんな感じで探検ツアーは終了。
まとめ
丸一日雨に降られ少々残念でしたが、雨なら雨を楽しもうという感じで和気あいあいと撮影することができました。
撮影した写真は現像後、気に入った1枚を選んでパネルにし、講評会を経てギャラリーに展示されるそうです。
なんかドキドキしてきた。
今までデジカメやiPhoneで写真を撮ってきましたが、トイカメラ(フィルムカメラ)にはデジタルにはない魅力があります。
(その辺りについては別途記事にしたいと思います)
雨で寒くて靴もビショビショでしたが、とてもいい経験になりました。
またこういう企画があれば是非参加してみたいです。
その時までに腕を磨いておかないと。
コメント