Emotion / Joe Shlabotnik
新年度は新たな出会いの季節。
新入生、新入社員、新部署などで出会った初めましての方。
この人は一体どんな人なんだろう?
長く付き合うことはできそうかしら?
そんな不安と期待に胸を膨らませている人も多いのではないでしょうか。
(初々しいですね)
そこで今日は人の本質を見抜く6つの観察法について紹介します。
人の感情を観察する「六験法」
1.喜んだときにどこまで調子に乗るか
一、之を喜ばしめて、以てその守を験す。
相手を喜ばせたとき、または相手が喜んだときにどこまで調子に乗るかを観察します。
人間というのは嬉しいときに羽目を外してしまいがちですが、どこまでそれを抑えられるか、ということですね。
2.楽しいときにどこまで公正でいられるか
二、之を楽しましめて、以てその僻を験す。
喜びと楽しみの違いって分かりにくいですが、喜びが本能的なものであるのに対し、楽しみは理性的なものと解釈すれば良さそうです。
相手の持ち物や趣味をべた褒めしたら自分に良くしてくれた、みたいな人は公正を欠く人である可能性があるかもしれません。
自分のお気に入りの人間ばかりはべらすタイプかも。
3.怒ったときにどこまで冷静でいられるか
三、之を怒らしめて、以てその節を験す。
普段は大物ぶっている人ほど、イライラしているときには地金が出やすいものなのです。
こういう人は信用に足らないですな。
4.恐怖を感じたときにどこまで自立していられるか
四、之を懼れしめて、以てその独を験す
人間、恐れを感じるとつい誰かに頼りがちですが、こういうときに主体的・独立的な人は頼りになる人間と言えそうです。
5.苦しいときにどこまで理想を追えるか
五、之を苦しましめて、以てその志を験す。
窮地に追い込まれるとついつい自分の信念を曲げて妥協してしまいがちですが、苦しいときに踏ん張れる人間は当てにしても良いのではないでしょうか。
6.哀しいときにどのような反応をするか
六、之を哀しましめて、以てその人を験す。
哀しいときにこそ、その人の人柄が出るものなのです。
自分以外の誰かのために哀しむことができる、そんな大人に私はなりたい…。
まとめ
今回挙げた6つの感情。
人それぞれ許容できる範囲があるかと思います。
自分の許容できる範囲で相手の本質を見抜いて良い人間関係を築くと共に、自分自身のチェックリストとして人間としての質を高められるようにしたいものです。
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