I have this bad habit of biting my nails / Zanastardust
先日書いたコチラの記事で、良い習慣を身につけるために必要なモノについて紹介しました。
では、悪い習慣(喫煙、飲酒、夜更かしなど)をやめるために必要なモノはあるのでしょうか?
どうやら、習慣の仕組みに秘密がありそうです。
あなたが気にしている悪習慣から足を洗うための1つの方法
報酬につながる“ルーチン”を変える
今日紹介するのはマンディーという「爪を噛む癖」のある女性のエピソード。
生まれてからずっと、ことある毎に全部の爪を噛む癖を持つ彼女。
そのため彼女の指先はボロボロ、デートも満足にできない状況に悩んだ末、カウンセリングを受けたときのお話。
なぜ爪を噛むのかをマンディーに説明してもらった。
最初、マンディーはトラブルを理由にあげた。だが話しているうちに、彼女は「退屈したとき」に爪を噛むことが明らかになった。テレビを観たり、宿題をやったりという典型的な状況下に彼女を置くと、予想通り爪を噛み始めたのだ。マンディーは全部の爪を噛み終えると、つかのまの達成感が得られると言う。それがこの習慣の報酬、つまり身体的刺激だった。彼女はそれを求めるようになっていたのだ。
(習慣の力―p.117)
本書によると僕たちの習慣(良いのも悪いのも)は以下のようなメカニズムで作られているそうです。
- きっかけ(例:仕事でストレスを感じる)
- ルーチン(例:タバコを吸う)
- 報酬 (例:気持ちが落ち着く)
この女性の場合は、1.きっかけ(退屈する)→2.ルーチン(爪を噛む)→3.報酬(スッキリする)という習慣ができあがっていた、ということですね。
さて、習慣の継続に必要なのは「報酬」であることを前回の記事で書きました。
ということは、「報酬」を得るための「ルーチン」を変えることができれば、悪い習慣から足を洗えるのではないでしょうか?
気持ちを落ち着かせるためのタバコをコーヒーに変えてみる、
仕事を終えてスッキリしたいときに飲むビールを炭酸水に変えてみる、
甘いモノが食べたいときの砂糖たっぷりのドーナツをドライフルーツに変えてみる
…などなど。
報酬を得るまでの道を変えても、同じ報酬が得られさえすれば脳は満足する…つまり習慣は意図的に変えることができる、ということですね。
B的アイデア
- やめたいと思っている習慣(タバコ、お酒、ギャンブル)をあげる
- その習慣から得られている報酬は何かを書き出す
- その報酬と同等のモノを得るためにできること(ルーチン)を書き出す
- 実際に試してみて効果測定をする
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