円空仏ってご存知でしょうか?
江戸時代に僧侶であり仏師でもあった円空によって彫られた独特の雰囲気を持つ仏像のことです。
そんな円空仏を見本に仏像を彫ってみるというワークショップがあったので参加してきましたよ。
一本の角材から彫る観音像
ワークショップの講師を務めるのは彫刻師の林雄一さん。
彫刻師なんていうから気難しい年輩の方を勝手に想像していましたが、気さくで若いイケメンさんでした。
一通りの説明を受けたあと、実際に作業に入りますよ。
初めての参加者は観音像、二回目以降の参加者はレベルアップした仏像を彫ります。
▼右側の四角いヒノキをノミで三角柱にスパッと割きます。
▼こんな感じですかね…ちょっと左側が失敗してますが。
あとは林さんの指示に従い、のこぎりで切り込みを入れたり彫刻刀で削ったりといった作業を黙々と続けていきます。
▼だんだんそれっぽくなってきましたよ。
▼お手本(右)と比較。結構いいんじゃない?
最後に塗装と背面への墨入れを施し、合掌をして作業終了。
ここまで約5時間ぶっ通しでしたが、集中していたのであっという間でしたよ。
さてさて出来上がった仏像がコチラ。
んんー…なかなかお手本のようには行きませんね。
とは言え世界に一体だけのオリジナル仏像。
大事にしたいと思います。
ちなみに冒頭の写真は参加者全員が彫ったそれぞれの仏像を並べた写真(ワタシのは一番右)。
同じお手本を見ながら彫っても、人それぞれに個性が出てきて面白いですな。
コチラが林さんの彫った仏像。
このワークショップでは左奥から順にレベルアップしていくとのこと。
コンプリートしてみるのも楽しいですね。
このワークショップは目黒にあるMakers’ Baseで行われています。
ご興味のある方は挑戦してみてはいかが?
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