ブログを書くにあたり、書評記事を書く人は多いと思います。
本を一冊読めば記事が一本書けるのですから、ネタ不足の時にも重宝しますよね。
でも書評記事って意外と難しい。
どう書けばいいのか結構悩んだりすることもあります。
そこで今日は書籍「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」より、書評の書き方の基本を3つまとめてみました。
人気ニュースサイト「ライフハッカー[日本版]」の書評担当ライターが実践している書評術とは一体どのようなものなのでしょうか?
1.読み手を意識する
書評記事を書く最初の第一歩は読み手を想像することです。
書評の元となる本にもターゲットがいるように、書評記事にもターゲットの設定が必要ということですな。
男性なのか女性なのか、年齢は何歳くらいか、仕事は何をしている人なのか…こういう”想定読者”を決めておけば、本のどの内容をどういう風にどんなスタイルで伝えようか何となく見えてくるはずです。
まずは想定読者像をイメージしてみましょう。
2.引用をどうするか
ライフハッカー[日本版]の読者は20代後半から30代前後の男性ビジネスマンを想定しているそうです。
その世代のビジネスマンは通勤時間などにスマホでサッと記事を読むスタイルが多いので、本からの引用を多めにして要点を素早くつかめるようにしているのだとか。
確かに引用記事はお得感があるのですが、あまりに多用し過ぎると記事が安っぽく見えてしまいます。
引用するのは本当にポイントとなる部分を、記事全体の30%ほどに抑えておいたほうが良さそうです。
ちなみに私のブログでは引用をあまり使いません。
これは書評というよりは読書感想・要点のまとめというスタンスで書いているから、ということです。
3.本は全部読まなくてもいい
これは読書術などでもよく言われることですが、専門書や小説でもない限り本を隅から隅まで丁寧に読むのは時間のムダです(主にハウツーもののビジネス書など。読み込むべき本はキチンと読むべきだと思っています)。
わざわざ速読術を学ぶ必要はないですが、斜め読みの技術は身につけておいたほうが便利です。
コツは事前に「その本から学びたいことは何か?」という問いを設定しておくこと。
これを決めてから本を読むだけで、読むべき箇所・そうではない箇所がある程度分かるようになります。
読書はテスト勉強と違い、書かれている内容を一字一句間違いなく覚える必要はありません。
要は考え方やノウハウを学べればいいわけです。
個人的に必要と思える本のエッセンスを抽出することができればそれでオーケー。
まとめ
書き手によって書評記事の形式は異なりますが、ベースとなる部分は共通しているはずです。
本書で紹介されている書評の書き方はそのベースとなる部分がメインとなっています。
書評記事を書いてみたいけど書き方がわからない、という方にはオススメできる本ですよ。
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