Informal, educational tea gathering / Jason Riedy
普段忙しく仕事をしたり、好きでもない付き合いの飲み会に出かけたり。
現代人は何かとストレスのかかる生活を送っています。
たまの休日くらいは自分の時間をゆっくり持ちたいと思いつつも、昼すぎまで寝てしまったり家族サービスに忙しかったりで、あっという間に1日が終わってしまったりして。
そんな人にこそ「自分の場所」をしっかりと作る必要があるんじゃないかと思ったりしてます。
壺中の天
中国の故事だったと思うのですが、「壺中の天」という話があります。
昔、中国の市場に不思議な老人がいた。
昼間は普通に商売をしているのだが、夕方になると売り物の壺の中に入ってしまうのだ。
それを見つけた男が老人に問いただし、一緒に壺の中に連れて行ってもらうと、そこは仙境のような楽園のような場所だった、という話。
私たち現代人にもこのような「壺中の天」を持つ必要があるんじゃないかと。
何も壺の中に入ればいいというわけではなくて、俗世間から少し離れてリフレッシュし、また俗世間に戻っていくような充電できる場所があるといいですよね。
それは茶道の茶室でも禅寺でも、近所のカフェでも良いんだと思います。
“サラリーマン”や”主婦”といった仮面(ペルソナ)を外し、本来の自分を取り戻せるような場所、心身ともにリフレッシュできるような場所を探してみてはどうでしょうか?
まとめ
4月からお茶の教室にかよっています。
茶室に入ると、人それぞれ本来の姿が見えるような、そんな気がするんですね。
月に2度の稽古ですが、その場所では本来の自分が出せている、というか出てしまっているというか。
たまには自分の背負っている”役割”を捨ててみるのも良いものですよ。
コメント