Pen, Diary and Glasses / Generationbass.com
一雨ごとに涼しくなり、すっかり秋の気配となってきた今日このごろ。
秋といえば、そろそろ来年の手帳が売りだされる時期ですね。
来年はどんな手帳にしようか楽しみにしている人も多いと思います。
毎年各社が競っていろいろな趣向を凝らした手帳を発売しているのも楽しみの一つ。
何やらものすごい啓発的な手帳もあったりして、コレさえ使えば自分を変えることができるかも!なんて思ったりしがちなんですが…果たしてどうなのか。
今日はそんなお話。
手に入れただけで満足していないか?
通常の月間カレンダーに週間カレンダー、毎月・毎週の目標記入欄…などなど、自己啓発を目的とした手帳は、いかにも自分を高めてくれそうなフォーマットがビッシリと詰まっています。
これを一つ一つ丁寧にこなしていけば、おそらく効果があるのでしょうが…これ、使いこなせる気がしますか?
一応「本手帳の使い方」みたいなページがあって、意識の高い使用例などがモリモリと書かれているんですが、実際にやるのは最初の1ヶ月(あるいは1週間)くらいではないでしょうか?
結局、「何かすごそうな手帳」を使いこなしている「最終的に何だかすごい自分」を想像して買っただけでは、効果はほとんどないんじゃないかと。
ここで想像すべきは”結果”ではなく”過程”なんですね。
使いこなせればすごい”結果”が得られるんだけど、使いこなすまでの”過程”まで想像していないから、いざ使ってみると面倒くさくなってしまうんですな。
これは手帳だけではないですよ。
アプリにしろ、カメラにしろ「コレがあれば…!」と言うときは”結果”ばかり見ている可能性があります。
そんなときは実際に使っている”過程”を想像してみてから購入しても遅くないんですね。
ツールを手に入れただけでは「何だかできる人」になった気になっているに過ぎません。
そこのところを間違えないようにしましょう。
まとめ
ツールを厳選するということは、自分の中で納得しているモノを使うということです。
目新しいツールばかり追いかけるのではなく、実はこういうツールを見つけるのが大事なんじゃないかと。
そして、そういうツールと言うのは得てしてシンプルでベーシックなものだったりします。
私自身、今年の手帳は月間カレンダーとノートで落ち着きました(GoogleカレンダーやToodledo、Evernoteなどデジタルも併用していますけどね)。
ツールに使われるのではなく、ツールを使う。
当たり前だけどつい忘れがちな生活の基本です。
さて、来年の手帳はどんなものを使いますか?
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