久しぶりに面白い本を読んだのでシェア。
以前紹介した『クリエイティブの授業』の続編にあたる本『クリエイティブを共有(シェア)!』。
いやー、このシリーズは本当に面白い。
アートとかクリエイティブなことに関わっている人は読んだほうが良いかも。
『クリエイティブを共有!』byオースティン・クレオン―アーティストがファンを獲得するために必要なモノ
アートの世界において”作品”とは描き終えた絵画であり、撮り終えた写真であり、作曲し終えた音楽であったりするわけですが、アーティストにとってはその”プロセス”もある意味自分の”ワーク”の一部と言えるわけです。
作品の成果にばかり目が行きがちなんですが、実はこのプロセスも結構大事なんじゃないかと。
今では、インターネットやソーシャル・メディアを使えば、アーティストはいつでも好きなものをほとんどタダで共有できる。自分の作品や自分自身をどれくらい共有するかを自由に決められるし、自分のプロセスを好きなだけ明かせる。スケッチや制作中の作品を共有したり、スタジオの写真を投稿したり、影響や刺激を受けた人物やモノ、愛用の道具についてブログを書いたりすることだってできる。日常のプロセス、つまり自分がほんとうに大事にしているものを共有すれば、観客と特別な絆を築けるのだ。
(P.43-44)
最近個人的には「これからは”何を売るか”ではなく、”誰が売るか”が大事」な時代に突入してると思ってます。
例えば写真。今ならデジタルカメラのシャッターボタンを押せば、全くの素人でもそれなりにキレイな写真が撮れるわけでして。
じゃあなぜ私たちは写真展をわざわざ観に行ったり、高価な写真集を買ったりするかって言うと「誰が撮った写真か」という部分に重きを置いているからじゃないかと思うんですね(もちろんそういう人たちの作品自体にも価値があるわけですが)。
ということは、我々のようなアマチュアが作品を見てもらえるようになるためには自分の”ファン”を作ることが重要になってくるんじゃないかと。
人とのつながりを強固なものにするためには、自分のことを知ってもらうことが一番。
そのために作品作りのプロセスを明かすというのは、ある意味理にかなってると言えるんじゃないでしょうか?
まとめ
今通っている写真教室でも「プロセスが大事」とよく言われていますが、作品作りの途中で感じたことやインスピレーションを受けたものなんかをブログでシェアしていけば面白そうですな…今度やってみよう。
アーティスト・クリエイター向けに書かれている本ですが、起業家やフリーランスの人が読んでも参考になりそうな本ですよ。
ご興味あればどうぞ。
コチラもオススメ
コメント