『誰でもデキる人に見える 図解de仕事術』by 多部田 憲彦 ― 図解を使ってスッキリと問題解決するための3つのポイント

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You & Me Venn Diagram Embroidery
You & Me Venn Diagram Embroidery / Hey Paul Studios

現代人は色々な問題に悩まされています。

仕事がつまらない、転職したい、恋人ができない…などなど、毎日の生活の中で問題を感じない日はないのではないでしょうか?

そんなとき図解を使えば、日常の些細な問題からビジネスの深刻な問題まで、解決の糸口を見つけることが簡単になります、

そこで今日は「誰でもデキる人に見える 図解de仕事術」より、問題解決力をアップさせるための図解の使い方を3つ紹介します。

『誰でもデキる人に見える 図解de仕事術』by 多部田 憲彦 ― 図解を使ってスッキリと問題解決するための3つのポイント

全体を俯瞰するのに使う

何らかの問題を抱えている人は、目の前の状況にばかり気を取られてしまい、問題の本質が見えていない場合があります。

目の前にある状況にとらわれて、「木を見て森を見ず」という状況になると、人はどちらに進めばいいのかわからなくなります。すると、疑心暗鬼になり、前に進むパワーがそがれてしまうのです。ところが、状況を高いところから俯瞰してみると、最適な道が簡単に発見できます。そうなれば、気持ちが楽になって、行動的になれるのです。
(p.75)

まずは問題の全体像を図に書き出してみることで、全体を俯瞰することが図解の第一歩となります。

共通の言語として使う

仕事でお客様に商品の仕様を説明するとき、自分のミスを上司に説明するときなどにこういう経験はありませんか?

「お前は何を言っているんだ?」

コチラとしては一生懸命説明しているのに、どういうわけか相手には伝わってくれない。

この状況を僕は「使っている言語が違う」と名づけています。

極端な例で言えば「Apple」という言葉について話していても、ある人はコンピュータ、ある人は果物…といったようにそれぞれが勝手に違うものを想像してしまうわけです。
これではなかなか話も通じないですよね。

図解を共有しながら話をすることで、相手と自分が同じ言語を使うことができます。
少なくともコンピュータと果物の違いは埋められるでしょう。

このように図解は一人で使うだけでなく、共有して使うこともできるわけです。

取っ掛かりとして使う

では図1枚で何でも解決できるのかというと、多分そんなに甘くはないでしょう。

問題の本質を把握するために全体を図解する、問題解決に向けて仲間と図を共有する…ここまではあくまで問題解決のための取っ掛かりです。

ここからさらに問題一つ一つにフォーカスを当て、深堀りをしていく必要があります。
深堀りというのはアイデア出しやディスカッションを想像してもらえれば良いでしょう。

当然ながらこの深堀り作業にも図解は有効となります。

問題の本質を図解→問題を分解→それぞれの問題について図解して深堀り…というようなサイクルが生まれれば、問題解決への道筋は完成したと言えそうです。
あとは解決に向けて行動を起こすだけ、ですよね。

まとめ

本書では”○””△””+””⇒”の4つの図を使いながら、事例を交えて図解についてわかりやすく解説しています。
たった4つの図を使うだけで問題解決のための糸口が見つかるのであれば、こんなにラクなことはないですよね(もちろんしっかり頭と手を使う必要はありますが)。

さて、システム屋として仕事をしていると、処理フローを書いたりと日常的に図解を使うものです。とは言え普段使っているのは4つの図のうちの⇒(時間や手順を示す図)だけでした。

本書によれば、図解を使うことで恋愛の悩みについても解決できる(らしい)ので…他の3つの図解もマスターしてみる必要がありそうです。

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