『もっと自由に働きたい』by家入一真 ― 逃げるは恥だが役に立つ、かも

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突然ですが、みなさんは今の仕事や生き方に満足していますか?

「今の仕事は自分には合ってないんじゃないだろうか?」とか「自分にはもっとやりたいことがあるんだ!」と思っていても、”常識”や”世間の目”を気にしてしまい行動に移せない…それって何だかもったいないですよね。

そこで今回はそんな人の後押しをしてくれるような本『もっと自由に働きたい』を紹介します。

『もっと自由に働きたい』by家入一真 ― 逃げるは恥だが役に立つ、かも

本書の概要

著者の家入一真氏は登校拒否、引きこもりを経験しながらも結婚を機に起業。

業界の知識がないまま「Paperboy&co.」(レンタルサーバー「ロリポップ!」の運営など)を立ち上げ、JASDAQ最年少上場社長となり、その後も起業家・クリエイターとして活躍されている人です。

本書では学校や会社から逃げ続けてきた著者が、どのように考え、行動に移してきたかを自身の経験をもとに解説してくれます。

個人的にグッと来たポイント

常識やルールをぶっ壊せ!とは思わない。ひっくり返すのも難しいだろう。ただ、無条件に自分の頭で何も考えずに従うことは、とても危険だ。
世間一般の「常識」や「普通」も結局は誰かがつくってきたもので、守らなきゃいけない義務も責任も僕らにはない。
みんなが支持したものが常識になり、普通になるんだから、時代や価値観が変わればその基準だって変わってくる。(p.21)

「常識」「普通」「流行」「世間体」…世間にはこういう言葉があふれかえっています。
そこから少しでも外れた行動をしようものなら「非常識」「世間知らず」と異端児扱いされることもあるでしょう。

私自身、この現状を打破したいと思いつつもなかなか行動に移せず歯がゆい思いをしています。

しかし、「常識」にとらわれているということは、そこで思考が停止してしまうことと同じでなんですよね。
今ある常識を疑い、自ら新たな常識を作り出す…そこにはまだ見ぬチャンスが転がっているかもしれませんよ。

今、目の前に漠然とでも「やってみたいこと」があるのなら、今すぐ動き出すことをおすすめする。どんなにささやかなことでも、逆に大きすぎて実現が難しいことでも、「やりたかった」で終わらせることほど、もったいないことはない。
会社の仕事で手いっぱい。やるべきことが多すぎる。時間がない。貯蓄がない。そこまでしてやりたいことなのか、覚悟もない。
できない理由はいくらでも思い浮かぶ。
個々の事情はあるとは思うけれど、必要以上に身構えてできない理由を自分でつくってしまってはないだろうか。なぜできないのか、できないならどうするのか。
今の働き方や仕事に不満や疑問、将来に漠然とした不安を抱いているのなら、一度じっくり考えてみるのも悪くない(p.68)

あなたの周りにもいませんか?
「会社が気に入らない」「上司とソリが合わない」…と公言しているにも関わらず、何の行動も起こしていない人が。

私も以前はこんな感じでした。
目に見えない何かに不満を抱き、常に焦りと不安に囚われている…でも今は少し違います。

以前よりもほんのちょっぴり冷静に物事を考え、可能な範囲で少しずつ行動に移すようになったと自覚しています。

現状に不満があるならまずは行動してみる。
それだけで今までとは少しだけ違った世界が見えてくるかもしれませんよ。

必要な知識や技術は仕事をやりながら身につけることができる。
はじめからそれらを持っている人なんていない。机の上で、いくら知識を習得したって、それが実際にどれだけ役に立つかはわからない。ビジネスは実践だ。実際にやりながら、試行錯誤しながら自分の“やり方”を見つけていくしか方法はない。(p.96)

これは仕事だけでなく、どんなことにも共通して言えますね。

例えば先日WordPressに引っ越してきたこのブログ。
WordPressについて事前に多くのブログ記事を読んでいましたが、正直言ってよく分からなかったんですね。

それよりも実際に手を動かしながら、必要な情報を集める方が効率よく作業ができました。

ビジネス理論やライフハックをたくさん知っている=仕事ができる、というわけではないです。
持っている知識を実践できるか、または自分なりに応用して使うことができるか、がキモになります。

知識のみで行動に移せない、頭でっかちで終わらないように心がけたいものですね。

就業時間が決まっているならしょうがない。そこは守ろう。社内の飲み会、これは参加しなくていい。定時で上がって、寝るまでの時間で新しいことをやるんだ。独立のための準備でもいいし、趣味の制作でもいい。WEBサービスの立ち上げでもいいし、とにかくインプットする時間にあててもいい。
会社を突然飛び出すのはリスキーだけど、所属しながらできることが実はたくさんある。みんなが飲んだりしている間に、こっそり準備をするんだ。(p.148)

こんなことを考えたことはありませんか?
「なんで毎日決められた時間に出勤して、繁忙期でもないのに定時まで拘束されるのだろう?」

「それが規則だから」と言われてしまえばそれまでなのですが、それは”常識”にとらわれた考え方ともいえますね。

もちろんその”常識”に逆らうことは容易ではありませんし、ヘタしたらクビを切られることだってあるかもしれません。

では、ストレスを抱えながらも我慢して、最終的には心身を壊してしまえというのでしょうか?
そうではありません。

“規則”や”常識”が簡単に覆せないのであれば、逆に”規則”や”常識”の及ばない場所で隠密行動をすればいいのです。

自分が何をすべきであって、今できることは何なのか…一度じっくり考えてみても良いかもしれませんね。

まとめ

ストレスいっぱいで何かを我慢しながら生きている、そんな現状を打破したいなら一度逃げてしまうのも一つの手なのかもしれません。

「逃げる」ことはただ単に後退することではなく、「未来への前進」につながるのかもしれないのですから。
一歩下がってみて、今の自分の状況を冷静に眺め、そこから導き出される未来を想像してみてはどうでしょうか?

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