『情報ダイエット仕事術』by堀 E. 正岳―あなたの目標が達成に近づく5つの方法

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早いもので正月三が日も終わってしまいましたね。
今日から仕事始めという方も多いかと思います。

仕事が始まるとついつい忘れがちなのが年始に立てた目標。
日々の仕事に忙殺されて年末に目標が達成できていないのは悔しいですよね。
どうせなら少しでも目標達成に近づきたいもの。

そこで今日は多忙な日常でも目標達成に近づく方法を、『情報ダイエット仕事術』より5つ紹介したいと思います。

『情報ダイエット仕事術』by堀 E. 正岳―あなたの目標が達成に近づく5つの方法

1.一つの習慣にこだわる

目標を立てた直後はモチベーションも高いため、
「あれもこれもやろう」という状態になりがちです。

しかし、日々の生活に追われるうちに徐々にモチベーションも低下し、
ついには目標達成のための行動すら行わなくなる危険性があります。

それを防ぐために「一つの習慣」にこだわってみましょう。
ここで言う「一つの習慣」とは

1日に一つだけ、自分との約束を決める
この約束は、絶対にクリアできるくらいに簡単にする
そのかわり、その約束だけはけっして破らない
これを3日間だけ続ける
(p.3)

身体を鍛えたい人であれば、「1日10回腕立て伏せをする」、
英語の学習を始めたばかりの人は、「1日に英単語10個を眺める」などです。
これくらいなら、どんなに忙しくてもスキマ時間にできそうですよね。

大事なのは「習慣化」することです。
言い訳のできないくらい簡単な習慣を繰り返すことで、
身体に目標達成のための行動習慣を染み込ませます。

習慣化さえしてできてしまえば、あとは徐々にその習慣のレベルを上げていくことで
自ずと目標達成に近づきますよね。

2.習慣が効果を上げない場合の対処

毎日の「一つの習慣」は簡単に達成できるものを選択するのがセオリーですが、
その習慣がなかなか効果を上げない場合があるかもしれません。

そんなときは、その習慣を見直す必要があるかもしれません。
ひとつの目安として本書では「三振ルール」を提唱しています。

「三振ルール」とは、ひとつの習慣に対して3回失敗したら
その方法には問題があるとして、その習慣を見直すというものです。

具体的には以下のような見直しをしてみましょう。

①方法を変えてみる
②目標の回数を調節する
③時間や場所を変えてみる
④厳しい締め切りを設けない
(p.36)

筋トレであれば腕立て伏せでなく腹筋運動に変えてみる、
回数を10回から5回に減らしてみる、などでしょうか。

仮に一つの習慣がうまく行かなかったとしても、
それは「うまくいかない方法のデータを収集した」と捉え、
次の方法を試してみるのが「成功への近道」と言えそうです。

3.質より量

目標を立てると最初のうちは気合を入れてやりがちですが、
徐々にモチベーションは低下していきます。
これは目に見える成果が現れないからだと思います。

そこで自分の成長を「数字」「回数」に変換・記録することで、
成果を目に見えるものにしてしまいましょう。
本書では回数を記録することのメリットを以下のように解説しています。

回数を数えることのよい点は、それがけっして減らないというところです。少しでも行動を繰り返す限り、グラフは必ず右肩上がりになります。この「上がる」様子が、自分で起こした行動の「成果」なのだと暗示をかけつつ、数の成長を楽しみましょう。(p.164)

例えば、「毎日3kmのランニングをする」と言う習慣を作ろうとしても、
時には体調が悪く1kmしか走れない日もあるかもしれません。
そんなときでも「ああ俺はダメ人間だ」と悲観せず、
昨日時点の自分より1km多く走ったことを喜ぶ姿勢を身につける方が建設的ですよね。

4.「継続」よりも「頻度」を重視

みなさんは「フランクリンの十三の徳目」をご存知でしょうか?
アメリカ合衆国建国の立役者、ベンジャミン・フランクリンが
若き日に自らの道徳性を高めるために13個の徳目を掲げ、
週に一つその徳をどれだけ実践できたかを記録していたものです。

この手法は我々の目標達成にも大いに参考になるかと思います。
目標達成のために決めた行動のうち「今週はこれ、来週はあれ」と
週替りで行動設定を行うことでモチベーションを維持することができます。

また本書では曜日ごとに行動を振り分ける方法も提唱しています。

月曜日は勉強、火曜日は運動というように曜日別にプログラムを組みます。すべての日に割り当てを作ると余裕を失いますので、土日を平日にできなかったことのための調整日として用意しておいてもいいでしょう。(p.174)

目標達成のための行動というと「継続」することを意識してしまいますが、
苦しみながらの「継続」よりも楽しみながら行動の「頻度」を上げることで、
行動が習慣化する可能性が高まるかと思います。

5.プランBを用意しておく

目標達成のための行動は「やるか」「やらないか」で判断しないようにします。

「やる」「やらない」で考えてしまうと、例えば
「今日は雨だからランニングはやめよう」
「なんだか気分が乗らないから今日は勉強はやめておこう」と言った、
「サボり癖」がムクムクと沸き上がってきてしまいます。

そこで「やる」「やらない」ではなく、
「行動Aをやる」「行動Bをやる」と言ったプランBを用意することで、
「やらない」と言う選択肢を最初から潰しておきましょう。

「けっして例外なく続けよう」と自分を追い込むのではなく、「これがダメなら、こちらをやったらどう?」と自分に逃げ道をあらかじめ用意しておくのです。(p.184)

運動習慣を身につけるのであれば「普段は3kmランニング」、
「雨の日は家でストレッチ」と決めておくことで、
あらかじめ「運動しない」という選択肢を潰しておくことができますね。

まとめ

今回、なぜこんな記事を書いたかというと…
自分自身の目標達成のための行動が思うように進んでいないのでは?
と感じたためでした。

まだ今年も始まったばかりで成果などが出ていないのは当たり前なのですが、
せっかちな性格なので、なんとなく不安になってしまうんですよね。

本書を読んで、あまり急いで結果を求める必要は無いということを実感しました。
引き続き地道に地味に行動をしていきたいと思います。

▼少々古い本ですが、今読んでも十分得るものがある本です。

▼フランクリン十三の徳目について興味のある方はコチラもどうぞ

目標達成のヒントはコチラにも





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