『常識からはみ出す生き方』byクリス・ギレボー

この記事は約4分で読めます。

基本的に同じ日と言うのは二度ないものなのですが、会社に行って仕事して、帰って寝て…の連続だと今の生き方は果たしてどうなの?と疑問を持ってしまいます。

何か現状を打破するヒントはないかと思い、『常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール』を読んでみました。

本書の概要

今の自分は本当にやりたいことをやっているだろうか?

世間の「常識」や誰が決めたか分からない「ルール」にとらわれていないだろうか?

そんな常識を疑い、自分のルールを作るためのヒントをくれる本です。

個人的にグッときたポイント

生きた証(レガシー)を残せ

多くの人は死期が近づくまで“生きた証”を残すことなど、考えようともしない。もし人生の早い時点で“生きた証”について考え始めることができるなら、さっそく今から考えよう。(p.38)

果たして今自分がやっていることは“生きた証”(本書では“レガシー”と呼んでいる)として、胸を張って誇れるだろうか?

自分が死ぬ間際に(どんな小さなことでも)何かを成し遂げたと満足することができるだろうか?

夢遊病者のような人生を送っていないだろうか?(耳が痛い)

やりたいことはあるけど「今はその時期ではない」などと言っていると、いつかきっと後悔しそうですね。

人生は思っているほど長くないのですから…。

現状に満足するな

起きている時間の大半を過ごす場所がおもしろくないなら、どうしてそれを成功だと言えるのか?(p.114)

一流の企業に就職し、どんなに高い給料や地位を約束されたとしても、それが自分のルールにそぐわない仕事であったなら、それは果たして成功と言えるでしょうか?

仕事は一日の、いや人生の大半を占めるもの。

「仕事がつまらない」と言いつつ、惰性や妥協で仕事をしている人は、結局のところ居心地の良い現状に満足してしまっているのでしょう。

自分自身に責任を持て

いちばん大事なのは、自分自身のキャリアの主導権は自分で握るということだ。事業を興す人、自由に時間を使える会社員でいる人、想像力で勝負するプロになる人、あるいはその中間あたりにいる人―どんな人にとっても、仕事面での一番確実なセキュリティは、自分自身の能力なのだ(p.122)

現状に満足していない状態で仕事を続けても、モチベーションを維持できません。

結果、会社や上司からの評価は良いとは言えないでしょう。

それを「あの上司は見る目がない」だの「今の会社ではやりたいことができない」だの陰で文句を言うのは筋違いと言うものです。

自分の能力をフルに活かせる仕事を見つけ(なければ作りだし)、自分の腕一本でその世界を生き抜く。

自分自身に責任を持つというのはそういうことではないでしょうか。

なお、作者は世界を旅しながら仕事をしているノマドワーカーですが、本書はノマドを勧めているわけではありません。

自分の生きた証(レガシー)が残せるのであれば、会社に勤めていてもノマドでも構わないということなのでしょう。

まとめ

本書には「世界征服」というキーワードが出てきます。

ここでいう世界とは「自分の生きる世界」なのではないか、と私は感じました。

「周りがやっているから」「誰かの期待に応えたいから」という常識を打ち破り、本当に自分の望む生き方こそ「自分の生きる世界」であり、そこで生きるためのルールが「世界征服」なのではないかと。

一度しかない人生、あなたは“自分の人生”を生きていますか?

現状に満足できていない方、本書にヒントを求めてみてはいかがでしょうか?

コチラの記事もどうぞ



コメント

タイトルとURLをコピーしました