立花さん(@ttachi)のブログ「No Second Life」でオススメされていた本。
ピンク色のかわいらしい装丁が男性には何とも気恥ずかしさを感じさせてしまいそうですが、内容はなかなか面白い本でしたよ。
一言で言うと、代わり映えのしない毎日を”カスタマイズ”して、毎日を楽しく過ごしましょうというアイデアあふれる本です。
毎日毎日、仕事に行って寝るためだけに帰ってくる人や、休日を何となく無為に過ごしがちな人にはオススメかもしれませんね。
個人的にグッときたポイントをまとめておきます。
それぞれのシーンにキャッチコピーをつける
たとえば、「深夜2時」にはどんなキャッチコピーがつけられるでしょう?
「ヒール靴を履いたまま玄関で倒れこむ、くたくたの深夜2時」
「温かいココアを飲みながら、日記を書く深夜2時」「深夜」自体は変わっていないのに、2つ目のキャッチコピーのほうが、よっぽど美しく、そして楽しそうに感じられます。
(P.24)
この一文が本書のキモだと思うのですが、要するに今目の前で起こっている「現実」を「どう受け止める」かによって、楽しくも辛くもなるというわけですな。
例えるなら、夜遅くにスーパーのお惣菜コーナーで特売のおかずを買って帰宅しても、パックのまま食べるのではなく、ちょいとお皿に盛り付けるだけでも心が豊かになるのに似てますね(違うか?)。
一日24時間を過ごす中で「もっとこうしたい」と思うシーンは結構あると思います。
その「もっとこうしたい」を実際にやってみることで日々の生活をカスタマイズしてみましょう、ということです。
さらにこのキャッチコピーを発展させて「ストーリー」を作ると「理想のシーン」という小さな時間単位を「理想の一日」にまで膨らますことができるわけなのですが…ストーリーの作り方が気になる人はぜひ本書を読んでみてくださいね。
まとめ
ほとんどの人にとって日々の生活というのは、そう大きく代わり映えするものではないと思います。
映画のようなドラマチックなシーンに出会うことはそうそうないでしょう。
朝になったら起きて朝食、満員電車に揺られてグッタリとしながら仕事へ、残業をして帰宅し、遅い夕食のあとは寝るだけ…そんな生活に疑問を持たない人も多いのではないでしょうか。
でもきっとあなたの思い描く「理想の一日」には程遠いですよね。
もちろん、いきなり大きく生活を変化させることは難しいかもしれません。
でも少しずつ「理想の一日」に近づけることは可能だと思います。
少しだけ早起きして空いている電車で出勤したり、ちょっといい文房具を使ってモチベーションを上げてみたり…それこそアイデアは無限です。
あとは浮かんだアイデアを実際に試してみるだけ。
「どうせ…」などと言わず「せっかくなら…」という心意気でやってみると、毎日がちょっとだけ楽しくなるかもしれませんよ。
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