Matt – rifle / AMagill
先日の旅行記でも少々触れましたが、実は温泉街に行くとついつい射的をやってしまうんですよねー。
別に景品が欲しいわけではなくて、どこを狙えば落とせるかという読みと、店のオヤジさんとの駆け引きが楽しいっていうんですかね。
それに射的がうまいと、なんだかモテそうじゃないですか。
獲物を狙う真剣な眼差し、獲物を仕留めるテクニック…夜の温泉街でこんなの見せられたら、女子はキュンキュンしちゃいますよね!
そこで今日は秘伝の射的テクニックを伝授してしまおうかと思います。
モテるかも?射的の腕を磨いてあの娘のハートも狙い撃ち!
基本中の基本、弾込め
多くの射的屋の銃はボルトアクションの空気銃だと思います。
銃の右側にあるボルトを後ろに引き、圧縮した空気でコルク弾を飛ばす機構ですね。
空気圧で弾を飛ばすので、コルク弾はなるべく押し込んだ方が威力が上がります。
可能な限り押し込んでみましょう。
また、このときできるだけ弾が斜めにならないように気をつけます。
理想は銃口と弾の先端が平行になること。
ここまでできれば弾込めはOKです。
銃の構え方
さて、次は銃の構え方です。
カウンターから腕をいっぱいに伸ばして少しでも的に近づける撃ち方が基本でしょう。
このとき銃口がフラフラとしないように銃床(ストック)を腕の内側に密着させると少し安定します。
ジョジョの奇妙な冒険・ストーンオーシャンにこんな台詞があります。
銃を構えたらしっかりと「固定」しましょう。
「筋肉」は信用できない。
皮膚が「風」にさらされる時、筋肉はストレスを感じ、微妙な伸縮を繰りかえす。
それは肉体ではコントロールできない動きだ。ライフルは「骨」でささえる。
骨は地面の確かさを感じ、銃は地面と一体化する。
それは信用できる「固定」だ。(2巻 p.116)
まあ、こんなのが簡単にできれば苦労はしないんですけどね。
心構えとして頭の片隅にでも置いておいてください。
また、射的銃はいわゆるライフル銃と同じ形状なので、
銃床(ストック)を肩に当て、照準を合わせる方法もあります。
ただし、射的銃の有効射程距離はそれほど長くはなく、威力が減少してしまうため、
あまり有効とは言えないかもしれません。
ターゲットごとに狙う場所は違う!
さて、いよいよターゲットを狙撃します。
ここではターゲットの形状によって3種類の方法について解説しましょう。
■丸っこい、または比較的均一な形のターゲット
小さいダルマや将棋の駒のようなターゲットを狙うときは、小細工は不要。
ど真ん中を狙ってやりましょう。
■横に長いターゲット
4本足の動物(象や恐竜)などの横に長いターゲットは、1発で仕留めようとせずに2・3発で落とすようにします。
狙うのは頭や尻尾の先などの末端部分。ここを集中して狙い回転させて落とします。
■縦に長いターゲット
やけに足元が安定している人形などは、足元を狙っても弾かれます。
この手のターゲットも2・3発で落とします。
狙うのは頭など頂点部分。
1発で落とせるターゲットは点数も低く、2・3発で落とせるターゲットはそれなりに点数も高いです。
残弾数と相談しながら戦略的に落としましょう。
まとめ
今回紹介したポイントは、以前伊香保温泉を旅行したときに、射的屋のオヤジさんに伝授された技です。
ぜひ活用して温泉地やお祭りなどでモテてしまってください。
射的の基本は「弱点を狙う」ことです。
どんなターゲットにも当たれば動くポイントがあります。
少しずつ動かして落とす、というのがセオリーと言えるでしょう。
なんだか人間心理に通じるものがありますね。
…と色々と偉そうに書きましたが、未だに射的でモテたことがございません。
モテるかどうかは自己責任でお願いいたします。
ちなみに今回の記事、文章を書くより絵を描くのに時間がかかってしまいました。
iPhoneで絵を描くのって大変だわ…。
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