Lightning / snowpeak
“ライトニングトーク”ってご存知でしょうか?
一般的には「5分程度のショートプレゼン」を指す言葉なのですが、最近私の周りにライトニングトークに興味を持っている方が増えてきました。
ブログやSNSなど個人の情報発信が重要視される現代において、ライトニングトークを含めた「人前で話す」という手段は最も手軽で究極の情報発信と言えますから、興味を持つ人が増えたのかもしれません。
ところで、ライトニングトーク(以下LT)をやってみたいけど、そもそもどうやって準備すればいいのか分からない…そういう方は意外と多いのではないでしょうか?
確かにLTのやり方なんて学校では教わらなかったし、仕事でプレゼンをする機会がない人にはどこから手を付けていいのか分からない事のほうが多いでしょう。
でも途方に暮れる必要はありません。
今回は初心者でも「それなりに上手に見えるLT」をやってのけるために私が行なっているLTの準備方法を紹介します。
ライトニングトークを上手に見せる!初心者にオススメの準備方法
さて、いきなりライトニングトークをやってみようと言っても難しいもの。
ある程度コツを知っておいたほうが何かとはかどります。
最低限おさえておきたいポイントを3つ紹介しましょう。
1.戦略を立てる
戦略と言うと難しそうに聞こえてしまいますが…
戦略のないLTは地図を持たずに登山に行くようなものです。
個人的には以下のポイントをひと通りチェックするようにしています。
- 聞き手はどんな人だろう?
- 聞き手はどんな話を期待しているだろう?
- 私はどんな武器を持っているだろう?
- その武器は今回どう活かせるだろう?
- 自分が一番伝えたいメッセージは何だろう?
- 他のプレゼンターはどんな人だろう?
1、2については読んだままですね。性別・年代はもちろん、どういうことに関心を持っているかを押さえられればモアベターでしょう。
3、4は概念的なものになりますが、自分の持っている経験や知識をイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。
そして自分の持っている武器が、テーマや聞き手の期待にどう活かせるかを考えます。
5はいわゆる「落とし所」「オチ」です。オチのない話は聞き手の混乱を招きます。
6はあると便利というレベルですが、他のプレゼンターがどんな性格なのか、どんなLTをするのかが事前に分かっていれば、差別化による「刺さるLT」ができる可能性があります。
とは言え、事前に得られる情報は限られていますので、この6つのポイントは全部チェックできなくても構いません。
ここでは方向性をある程度固めることさえできれば十分です。
2.アナログでネタ出し
プレゼンと言うと、いきなりパワーポイントやKeynoteなどのプレゼンテーションソフトを立ち上げる人も多いかと思いますが、それはNG。
初心者は特に勘違いしやすいのですがパワーポイントはプレゼンを考えるツールではなく表現するためのツールです。
映画を作るときにいきなりフィルムを回し始めずに台本とコンテを作るのと同じように、まずはアナログでアイデアを洗い出しましょう。
私の場合は以下の手順でネタ出し〜構成までを考えています。
まずはテーマに関するキーワードを書き出し使えそうなものをピックアップ。
そして付箋にスライドのイメージを書いて構成を決めて行きます。
ここまで来て、初めてプレゼンテーションソフトを立ち上げます。
すでに付箋の上にスライドのイメージができ上がっているので、あとはそれをスライドに落とし込んでいくだけ…簡単ですね。
3.通し練習は必須!
さて、ここまでの流れでスライドができたかと思います。
実際にスライドを動かしながら、話をしてみましょう。
このときiPhone等の録音機能を使って話すと時間を計れる上に、録音内容を聞き返して声や抑揚、スピードなどがチェックできるのでオススメです。
時間がオーバーしてしまうときは、スライドの枚数が多いのかもしれません。
ちなみに私の場合、5分のLTで10枚前後のスライドを使います。
ペースがよく分からないときは一つの目安にしてみてください。
練習はやった分だけ自信につながりますので、人前で話すのは緊張するという人はタップリと時間かけておきましょう。
まとめ
プレゼンやLTと言うとスライドの見せ方的なテクニック部分に目が行きがちですが、実は構成の方が大事なんですね。
構成さえしっかりしていれば派手なテクニックを駆使しなくても、それなりに上手に見えるLTをすることは可能です。
とは言え、いくら構成がしっかりしていても実践を積まないと上達はしません。
「Light Lightning Talk」のようなLT初心者向けの勉強会もありますので、
ぜひ挑戦してみたいという方は参加してみてはいかがでしょうか?
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