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プレゼンや5分間のライトニングトーク、セミナーでの講演など人前で話をするときに「これをやっちゃあ台無しよ」と個人的に思っているポイントがいくつかあります。
その中でも特に初心者がハマりやすいと思われる10個のワナについて、「準備・スライド編」と「発表編」に分けて紹介したいと思います。
準備・スライド編
1.モジモジくん
スライドに図や画像が極端に少なく、ビッチリと文字で埋めつくされている状態。
文字量を稼ぐためなのかフォントサイズも小さく、聴衆の目に優しくない。
またスライドが単調になるため、早い段階で飽きられてしまう。
2.アニメーション天国
プレゼンソフトに付いているアニメーション機能の多用・誤用。
なぜか初心者は特に派手なアニメーションをたくさん使いたがる傾向にある。
場違いなアニメーションを使うことで発表のリズムが乱れたり、失笑を買うこともしばしば。
3.コピペ職人
書籍やネットで仕入れた情報を載せているだけのスライドが半数以上を占める。
さらにそれを読み上げるだけだと、自分の頭で考えたり経験した話ではないため、薄っぺらさを隠しきれない。
4.特盛り全部乗せ
テーマに対して論点が絞りきれていない、または1枚のスライドに情報を盛り込み過ぎた状態。
あれもこれもと欲張りすぎて、結局何が言いたいのか分からず、聞いている側も消化不良を起こす。
発表編
5.スポットライト
プレゼンターがスライドに被ってしまい、プロジェクターの光を浴びている状態。
動きながらの講演で一時的に被るのは問題はないが、一箇所に留まったままだとスライドが見えない時間が続くため見ている側は悶々とする。
さらに聴衆におしりを向けた状態(ホタル)が続くともう最悪。
6.レーザービーム
レーザーポインタや指し棒を多用すること。
レーザーポインタを多用=場所を指し示して説明しないと分かりづらいスライドとも取れるので、野暮ったい印象を与える。
7.シャイボーイ
なぜか聴衆と目を合わせてくれない状態。
大抵の場合、スライド側を見て文章を棒読みしているか、空中の浮遊霊とお話していることが多い。
8.リーダー
Leader(先導者)ではなく、Reader(読む人)。
スライドに書かれている文章を、ほぼ忠実に読み上げる。
文章を読むだけならスライドではなく文書で配布すれば?と思うのは僕だけか。
9.山のフドウ
講演中にボディランゲージ等の動きをほとんど見せない、動かざること山の如し。
多くの場合、手を前に組んでいる(サンタフェ)状態が見受けられる。
10.ロスタイム
持ち時間を大幅に超えてしまうこと。
持ち時間を超えるということは、内容が多すぎるか練習不足のどちらか。
まとめ
僕自身がLTや講演をするときに気をつけていること、そして他人の発表を聴くときに注目するポイントについて、勝手な名称をつけながらまとめてみました。
どうでしょう?思い当たるものはあったでしょうか?
逆に言えば、これらの行動を取らなければそこそこ上手に見えるということですね。
もちろん僕も最初からうまくできたわけではなく、今でも時々やらかしてしまうものはいくつかありますが…。
その発生率を下げるにはとにかく地道に練習するしかないんですね。
そうは言ってもなかなか練習の場がない…というあなた。
こういう勉強会もありますので、利用してみてはいかがでしょうか?
第4回 Light Lightning Talk(LLT #lightlt) | 集客ならイベントアテンド
LLTは初心者歓迎、失敗OKのライトニングトーク練習会です。
発表後のフィードバックにより、自分の改善点を客観的に知ることができます。
第4回LLTは2013/08/31(土)五反田で開催です。
コチラの記事もどうぞ
8月31日開催!初心者向けライトニングトーク勉強会「第4回Light Lightning Talk」
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