Oops / Banalities
プレゼンテーションには「聴衆に行動を起こさせる」という目的があります。
その目的を達成するためにプレゼンター達は日々頭を悩ませているわけですが…うっかりやってしまいがちなワナを仕込んでしまう人も時折見かけたりします。
そんなプレゼンに仕込んではいけないワナについて「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」を参考に紹介します。
1.オープニングですべって聴衆に飽きられてしまう
プレゼンは開始から10〜20秒が勝負です。
ここで聴衆のハートをグッと惹きつけられないとすぐに飽きられてしまいます。
したがって、ここでは聴衆が興味を持ちそうなこと、例えばこれから話す内容を絡めた自分自身の体験談を語ると効果的です。
間違っても古めかしい格言を引用したり、お寒いギャグをぶちかまして場を凍らせることのないようにしましょう。
2.本編では自分をヒーローにしてしまう
面白いプレゼンには共通してストーリー性があります。
本に書かれていることやネットで知らべれば分かるようなことは、聞いていても退屈なだけです。
それよりも、自分自身の体験を交えて話すほうがよっぽど聴衆は興味を持ちます。
それは自分が生み出したオリジナルのストーリーだからです。
とは言え、「俺ってスゴイだろ?」的に自分自身をヒーローにしてはいけません。
聴衆の立場で考えれば分かりますが、鼻につくような成功談を聞かされるほどつまらないものはないからです。
この場合は失敗談などを語り、聴衆と自分は同じ立場で話をしている普通の人なんだよ、と感じさせる方が効果的です。
3.締めが読書感想文的になってしまう
オープニング、本編と順調に進んでも詰めが甘いと締まるものも締まりません。
ありがちなのが「私は●●と思いました。皆さんもやってみてはいかがでしょうか?」と無難で面白みのない読書感想文的な締め方です。
プレゼンの目的は「聴衆に行動を起こさせる」ことなのですから、こんな感想文的な締めでは行動を起こす気にもなりません。
本編の内容をしっかりと受け止め、情熱を持って聴衆の取るべき行動を示す必要があるのです。
まとめ
オープニング〜本編〜締めまで、それぞれのパートに仕込んではいけないワナについて紹介しました。
逆に言えば、上から目線で聴衆に畏敬の念を持たせるよりは、自分自身の経験や失敗を交えながら聴衆と同じ立場で話すと良いプレゼンになりそうです。
プレゼンと言うと、ついかしこまってしまいがちですが、もっとフランクな感じでやってみると聴衆も心を開いて聞いてくれるのかもしれませんね。
今度試してみよう。
TED Talks in Japanese | Translations | TED.com
コメント