Tiger (Panthera tigris) / cliff1066™
昨日の記事で「強みと独自資源の関係」と「独自資源」の見つけ方について考えました。
今日は「強み」にフォーカスをあてて見たいと思います。
「強み」は自分の中には存在しない?
強みとは、顧客にとって価値があるものだ。差別化されている、つまり他社商品ではなく自社商品を選んでいただけるということは、自分が競合より高い価値を提供しているということである。
たとえばデジカメを選ぶときに、「画素数」を強みとして差別化する場合、「画素数」が顧客にとって重要な購買決定要因である必要がある。顧客が画素数に興味がなければ、あるいは、画素数に興味が無い顧客には、強みにならない。
(経営戦略立案シナリオ―p.68)
本やブログ記事を読んでいて出てくる「強み」という言葉に若干の違和感を覚えます。
強みというのは他の競合と比較して、一歩抜きん出ている状態を指します。
つまり誰かと比較できなければ強みにはならないはずなのです。
しかも比較をして強みを決めるのは自分ではなく顧客。
自分で「これが私の強みです!」と声高に謳っても誰も振り向いてはくれないのです。
例えばブログであれば顧客=読者と言えるでしょう。
読者に刺さる記事を書くためには、競合となる類似ブログとは差別化(=強み)する必要があります。
小手先のテクニックも結構ですが…、まずはしっかりと足場を固める必要があるのではないでしょうか?
B的アイデア
- 自分の資源(好きなこと、得意なこと)を書き出す
- 自分が想定している競合相手を書き出す
- 競合相手に対し、自分の持っている資源をどう使えば差別化できるかを考える
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