【書評】早雲の軍配者

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年末年始に本でも読もうと思い大晦日に買った富樫倫太郎氏の「早雲の軍配者」。
何となく買ったのですが大晦日と元旦で上下巻一気読みしてしまいました。

ストーリーとしては戦国武将・北条早雲に目をかけられた主人公・風間小太郎(忍者の風魔小太郎ではないのですね)が、北条家の未来を担う軍配者としてエリート教育機関である足利学校に入学し、ライバルたちと切磋琢磨しながら成長していくという設定です。

軍配者、というと聞き慣れない言葉かもしれませんが、軍師+占い師のような役割で、戦争の際に主君のブレーンとなって働くポジションのようです。

とにかく各キャラクターの個性が立っているので、時代小説が苦手な人でも読みやすいと思います。
主人公の風間小太郎とライバル(強敵と書いて親友と読ませる感じの)たちの青春群像のような読み方もできますね(彼らとはいずれ戦場で相まみえるわけなのですが…)。

良き理解者、良き師匠、良き友に恵まれるというのは幸せなものですな。
現実世界ではなかなかこうは行きませんが…。

ライバルたちを主人公にして三部作にしているのもうまいですね。
ご興味があればどうぞ。

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