「ブログを書くのに時間がかかってしまう」、そんなお悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか?
うちの奥様も日々ブログを書いているのですが、いつも書くのにかなり時間がかかっているようで、それが負担になってしまうのはよろしくないなーと思っているんですね。
そんなわけで、今回はブログの時短につながるようなアドバイス的なことをしたいと思います。
ブログ≒料理、事前の仕込みが超重要
私自身はあまり料理をしない(スパイスカレーは作る)のですが、ブログ(文章)を書くのって料理と似ている部分が多いんじゃないかと思ってます。
必要な材料を用意してレシピに沿って料理する。ものすごくシンプルに考えるとこれだけなんですね。
一つずつ順を追って説明していきます。
1.素材を用意する
まずは書こうと思っている記事のテーマについて、思いつくだけのキーワードを紙に書き出します。
このとき文章チックにするのではなく、箇条書きレベルで書き出すことがポイント。最初から文章の形になっていると、記事を書くときにそれに引っ張られてしまい、書きにくさを感じるんじゃないかと。
書き出す際には構成とか順番とかは一切気にせず、ひたすらキーワードを並べることに集中します。
料理で言えば手持ちの材料をとりあえず作業台の上に並べるイメージ。
2.ターゲットの切り口に合わせて素材を取捨選択する
とりあえず書き出したキーワードは全部使うわけではありません。
ブログのテーマや読み手の属性に合わせて使うもの・使わないものを選択します。
例えば40代男性がターゲットのブログであれば、「映え」を意識したようなキラキラした情報はあまりマッチしませんから除外……こんな感じですかね。
料理で言えば、食べる人が苦手な材料を使わないよう除外するイメージ。
3.足りない材料を追加する
ひとまず使える材料を選んだら、そこに足りない材料がないかチェックします。
あるキーワードについて情報が足りないのであれば追加で調べたり、他に使えそうなキーワードが思いつかないか考えてみたり。
料理で言えば、足りない材料を買い足しに行くイメージ。
4.データベースから使える素材を追加する
書き出したキーワードの補足となるような情報がデータベースにないか探し、必要に応じて追加します。
例えば書籍からの引用文だったり、全く別の情報をアクセントとして持ってきたり。
これは自分用のデータベースを持っていないとできませんので、日頃からコツコツと作っておくのがオススメ。データベースの作り方に関してはコチラ。
料理で言えば、冷蔵庫に入っている余り物やスパイスなんかを追加するイメージ。
5.構成を考える
手持ちの材料が出揃ったら、あとは組み立てていくだけです。
書き出したキーワードを俯瞰して、矢印でつないだり数字や記号を書いたりして、どういう順番で材料を投入していくかを考えます。
料理で言えば、レシピを見て調理する手順を確認するイメージ。
6.記事を制作する
あとは構成に沿って記事を書くだけです。
文法とか語彙とかはあまり気にせず、話すように書くのがコツ。音声入力を使ってみるのも良いかもしれません。
まとめ
文章をかくという作業は、じっさいには、ふたつの段階からなりたっている。第一は、かんがえをまとめるという段階である。第二は、それをじっさいに文章にかきあらわす、という段階である。一般に、文章のかきかたというと、第二の段階の技術論をかんがえやすいが、じつは第一の「かんがえをまとめる」ということが、ひじょうにたいせつなのである。かくべき内容がなければ、文章がかけないのはあ、あたりまえである。文章をかくためには、まず、かくべき内容をかためなければならないのだ。
――『知的生産の技術』
文章が書けないという人は、書くための準備が足りていないケースがほとんど。逆に言えば、あらかじめ準備さえできていれば、あとはそれを組み立てるだけで文章になるってことです。
ちなみに今回紹介した手順、「さあブログを書こう」とPCの前に座ってから取り掛かるのではちょっと遅いかもしれません。結局PCの前でウンウン唸るはめになるので。
日頃からネタ帳を持ち歩き、ちょっとした時間にアイデアやキーワードをメモするクセをつけておけば、記事制作にかかる時間を結構短縮できるんじゃないかと思いますよ。
実際、今回の記事も事前にしっかりと準備しておいたので、普段の半分くらいの時間で完成しました。やったぜ。
Amat Victoria Curam
– Victory Loves Preparation
(周到な用意が勝利を招く)――映画『メカニック』
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