『まんがで変わる 仕事は楽しいかね?』―「好きを仕事に」ではなく「仕事を好きに」する

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仕事は楽しいかね

ベストセラーとなった本『仕事は楽しいかね?』の漫画版『まんがで変わる 仕事は楽しいかね?』のご紹介。

今の仕事が楽しくない、やりがいを感じない…なんて人は一読しておくと良さそうですよ。

『まんがで変わる 仕事は楽しいかね?』

オリジナル版は大雪で空港に閉じ込められた主人公と実業家のマックス老人のストーリーでしたが、本作は日本のカフェで働く女性が主人公となりマックス老人とやり取りをするというストーリー。

舞台が身近で感情移入しやすいのと、漫画と解説が交互に入るのでオリジナル版よりも頭に入りやすいんじゃないですかねー。

というわけで個人的に気になった箇所をいくつかご紹介。

仕事に対する退屈と不安

平成20年の厚生労働省の調べによると、仕事にやりがいを感じている人は16.6%にしかすぎないそうです。

これってあまり健全とはいえないですよね。

そして多くの人が今の仕事に対する不満(つまらない・やりがいがない)を持ちながらも、それを失うことを恐れている(会社を辞めることに対する不安)という矛盾を抱えています。

その結果、なにも行動を起こすことができずズルズルと時間ばかりが過ぎてしまい、焦りや不安がどんどん強くなってしまうんですな。

試してみることに失敗はない

試してみることに失敗はない

これは本書を通じて出てくるテーマです。

現状を変えたければ何か行動を起こすしかありません。

そうは言っても「好きなことを仕事にする!」といきなり会社を飛び出したりするんじゃなくて、まずは今の仕事の中で小さな”実験”を繰り返してみるのが良さそうです。

「好きを仕事に」ではなく、今の「仕事を好きに」なるための工夫をしてみるってことですね。

自分の持っているスキルを仕事に活かせないか、職場が抱えている問題を自分のスキルで解決できないか…などですね。

自分が主体になって動くと、意外と仕事が楽しくなったりするものです。

もちろん、それを受け入れてくれる職場の風土は必要ですけどね。

まとめ

ここ数年、会社に頼らず「好きなことを仕事にしよう」とネットで情報発信を始め独立する人が増えています。

ネットや機器の性能が上がってきたことで生まれた”働き方の多様性”といえますね。

これ自体は悪いことではない(むしろ良いことだと思ってます)のですが、自分の「好きなこと」を見極める前に会社を辞めてしまうと痛い目に遭うのも事実。

なので「好きなことを仕事に」ではなく「仕事に好きなことを活かす」という方が正しいんじゃないかなーと最近は思ったりしています。
そこで得た知識やアイデアをうまく使って独立するってのもありかなと。
まあ会社を飛び出すのも経験なので「試してみることに失敗はない」と言えそうですけどね。

今の仕事に不満がある人、やりがいを感じない人にオススメ。

それにしても最近この手のビジネス書を漫画に焼き直した本が濫発してますな。わかりやすくていいんですけどね。

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