前回の記事で「頭の中の気になること」に対して意味付け、つまりゴールの設定を行いました。
今回はそのゴールを達成するために行うべき行動(タスク)を決め、さらにタスクを扱いやすくするために適切な場所への配置する、GTDで言うところの整理ステップについて解説します。
次のアクションを決めて適切な場所に配置する
「頭の中の気になること」にゴールを設定しただけでは、いつまでたってもゴールに辿り着くことはできません。
そのゴールへ進むためのアクション、つまりタスクを決めて行く必要があります。
“タスク”と”プロジェクト”
ところで、設定したゴールには2種類あることに気づいたでしょうか?
一つは単純にタスクをこなすだけで達成できるもの。例えば「牛乳を買う」というタスクであれば、牛乳を買ったらそれでオシマイです。
もう一つはいくつかのタスクをクリアしてゴールするもの。
例えば「会社の飲み会」は、お店を探す・参加者を把握する・お店を予約する・会費を集める…など複数のタスクから成り立っています。
このように2つ以上のタスクが集まったものをGTDでは”プロジェクト”と呼んでいます。
それでは「気になること」について、次に取るべきアクションを決めていきましょう。
アクションは「◯◯を☓☓する」のように「主語+動詞」で考えると実際に行動するときに迷うことが少なくなります。
また「気になること」として書き出したけど、今すぐにはやる必要がない・将来的にチャレンジしてみたい、というものについては現時点では次のアクションを決める必要はありません。
「いつかやる」ものとして別管理しておきましょう。
適切なリストに配置する
ここまでやると「気になること」がだいぶ具体的なものになってきたのではないでしょうか?
ただ、”次のアクション””プロジェクト””いつかやること”などが一つのリストに混在していると使い勝手があまりよろしくありません。
そこで適切なリストに配置をしてあげましょう。
GTDでは以下のようなリストを用意します。
- カレンダー:それをやる日付が決まっているもの
- プロジェクトリスト:抱えているプロジェクトの一覧
- 次にやることリスト:次に取るべきアクションの一覧
- いつかやることリスト:今はやらないけどいつかやりたいことなど
- 連絡待ちリスト:誰かに依頼したタスクのリスト
それぞれのリストについてはまた別稿で解説することにします。
まとめ
今後は基本的に「次にやることリスト」に書かれているタスクを粛々とこなしていくことになります。
もちろん「カレンダー」に書かれた”特定の日にやること”があればその日にやる必要がありますし、定期的に「プロジェクトリスト」や「いつかやることリスト」をチェックして、「次にやることリスト」を更新する必要もあります。
次回はこのリストを常に最新の状態にする「レビュー」ステップについて解説します。
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