『クリエイターのためのタスク管理』第3回目はGTDにおける5つのステップについて解説します。
個人的にタスク管理の最高峰と信じてやまないGTD。
そのワークフローは極めてシンプルなものですが、シンプルゆえに強力な効果を持っています。
まずはワークフローの基本となる5つのステップについて理解しておきましょう。
GTDにおける5つのステップを理解する
GTDは下記の5ステップで構成されています。
- 収集(把握する)
- 処理(見極める)
- 整理
- レビュー(更新する)
- 実行
基本的にはこの5ステップを繰り返すだけです。
一見簡単そうですが実は奥が深いんですねー。
それではひとつづつ簡単に解説します。
1.収集(把握する)
まず最初のステップである「収集」
読んで字のごとく「気になることを集める」ステップです。
頭のなかに抱え込んでいるやるべきこと、やりたいこと、モヤッとした悩み・不安から、洗剤を買う・爪を切るなど日常の雑務までとにかく気になっていることを一箇所に集める作業です。
散らかっている机の引き出しを整理するときに、引き出しの中身を一旦すべて出してしまえば必要なモノと不要なモノの判別がつけやすいですよね。
気になっていることも一旦すべて棚卸ししてしまえば、後の処理がラクになるということです。
2.処理(見極める)
収集ステップで集めた気になることについて、必要なモノなのか不要なモノなのかを判断したり、望むべき結果や次に実行できるアクションを見極めるステップです。
気になっていることの正体を明らかにすることで、不要なモノは処分し、必要なモノは具体的なタスクに落とし込むことができるようになります。
具体的なアクションが決まっていないタスクは実行することができません。
逆に言えばここで具体的なアクションを決めることができれば、そのタスクをこなすことができるようになるわけです。
3.整理
ステップ2の処理で明らかになったタスクを、適切なリストに振り分けるステップです。
仮に実行可能なタスクが100個あった場合、それが1枚の紙に羅列されていては使いにくくて仕方ありませんよね。
そのタスクを実行できる状況ごとにリストを分けたり、今すぐにやる必要はないけど忘れては困るタスクを管理しておけば、グッと使いやすくなります。
リストについてはまた別記事で解説したいと思います。
4.レビュー(更新する)
せっかく整理したリストも時間の経過とともに状況が変化していきます。
完了したタスクをリストから消したり、次に実行できそうなタスクをリストから選んだり、リストは常に最新版にしておかなくてはなりません。
適切なタイミングでリストを更新することで、「自分が今できること(すべきこと)」に集中することができるようになります。
5.実行(選択する)
これまでのステップを踏んでいれば、目の前には実行可能なタスクリストが出来上がっているはずです。
あとはその中から「今日やるべき(あるいは今日できる)」タスクを選択し、実行するだけですね。
まとめ
GTDにおける5つのステップについて簡単に解説しました。
実際にはそれぞれのステップについてもっと細かなお約束があったりするのですが、それは別記事にて説明します。
今回はGTDを使ったタスク管理というのはこういう流れでやるものなんだな、と理解できればオッケーです。
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