何かとストレスが溜まりがちなご時世をタスク管理で乗り切る

パリの標識 タスク管理・GTD
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このブログでもたびたびタスク管理について触れていますが、なぜそこまでタスク管理にこだわっているのか。

それは「不必要なストレスを抱えずに済むから」なんですね。

適度なストレスは必要かもしれませんが、やっぱりストレスフリーに生きることを目標としている私としては、余計なことで気を煩わせたくないもの。そのためにタスク管理は欠かすことができないツールの一つというわけですな。

特に今はコロナ禍でいろいろとストレスを溜めてしまいがち。こんなときこそタスク管理で乗り切りましょうーというのが本日のお話。

なぜタスク管理がストレスに効くのか

私のタスク管理はデビッド・アレン氏が提唱した「GTD(Getting Things Done)」をベースにしています。日本には20年くらい前に持ち込まれ、2008年頃にライフハック界隈の人を中心に流行しました。私がGTDに出会ったのもちょうどその頃。

GTDは頭の中にある気になっていることをすべて書き出し、それを適切に処理・整理し、タスクとして管理するもの。

これにより脳の中の「モヤモヤ」が占める割合を減らし、生産性を高めることを目的としています。

タスク管理の効果1 頭の中のモヤモヤを見える化する

何か不安や不満を抱えているときは、それが頭の中でグルグルと巡ってしまっているもの。

この不安や不満を紙に書き出して見える化するだけで、意外なほど気分がスッキリするものです。

GTDではこれを「収集」ステップと呼び、気になっていること・やらなきゃいけないことをどんなくだらないことでも(例えば爪を切るとか納豆を買うとかでも)すべて書き出すようにしています。

タスク管理の効果2 モヤモヤに決着をつける

書き出した気になること(頭の中のモヤモヤ)を眺め、それに対するアクションを決めることで、モヤモヤに決着をつけます。

例えば「上司に報告をしなければいけない」というモヤモヤがあれば、「電話する」「メールする」といったアクションを決めることで、モヤモヤに対してある種の決着がつくというわけです(少なくとも「報告しなきゃ…」というモヤモヤはなくなるはず)。

今抱えていることに対して終わりが見えていない状態というのは結構なストレスですが、やることさえ明確になっていれば、あとは淡々とこなすだけなのでストレスの度合いは小さくなる……はず。

GTDではこれを「処理」ステップと呼び、書き出した気になることに対して一つずつアクションを決めていきます。

タスク管理の効果3 やる気の有無に関わらず作業が進む

頭の中のモヤモヤを書き出し、それに対して取るべきアクションを決める。これがタスク管理の最低構成要素です。

そして取るべきアクションさえ決まってしまえば、あとはそれをこなしていくだけ。やる気があろうがなかろうが、タスク管理表に書かれた行動を機械的にこなしていけば、自然とやるべきことは減っていきます(もっとも、タスクの優先順位があるだろうとか、そんなロボットみたいにできないとか、いろいろと意見はあると思いますが、それは一旦置いておいて)。

まとめ

これは私の体験談なんですが、2011年3月初めに身内に不幸があり、その直後に東日本大震災が起きるというとんでもない状況に陥りました。

計画停電や電車の運休など、それまでとはまったく違う生活の中で、役所や金融機関、その他関係各所への諸々の手続き、連絡などが大量にあったのですが、そんな状況もタスク管理があったからこそ乗り切ることができたと信じています。テンパったときこそタスク管理というわけですな。

今もコロナ禍でいろいろとままならない状況が続いています。自由に旅行や外出ができないストレスでやる気をなくしている人も少なくないでしょう。やるべきことが思うように進捗せず、自己嫌悪に陥っている人もいるかも知れません。

そんなときこそ、やるべきことを洗い出してタスクに落とし込み、淡々とこなしていくことで最低限の生産性をキープすることが大事なんじゃないかと。

タスク管理というと面倒くさそうに思えるかもしれませんが、実際にやってみると日々の面倒くさいを解消する有益なツールであることが分かるはずです。

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