『今度パリに行こうよ』
「いいね」
『パリのどこに行きたい?』
「えっ…?」
海外旅行なんて15年以上前に行ったきり、ましてやヨーロッパに何があるかもよく分かっていないワタシ。
見事に回答に詰まってしまったわけでして。
パリと言っても凱旋門とかエッフェル塔とか、ありきたりなイメージはあるものの、そこに行きたいのかと聞かれればそうでもない気もするし。
かと言って他に行きたいところがあるか聞かれてもよく分からない。
つまりイメージできないことは実現もできないってことなんですね。
実はこれって旅行の計画だけにとどまらないんですよね。
自分がイメージできないことは絶対に実現できない
イメージがないと前に進めない
例えばマラソン未経験者の人にフルマラソンを走れと言っても、実際に完走できる人はほとんどいないでしょう。
これってフルマラソンを走るために必要な”戦略”や”練習方法”がイメージできないからなんですよね(もちろん体力的な資質も関係してきますが)。
写真を撮るにしても撮った後のイメージがなければショボい写真しか撮れません。
文章を書くにしても落とし所のイメージがなければ、オチのない駄文になってしまいます。
経験がイメージを作る
イメージというのは自分の知っている世界からしか生まれないものなんですね。
したがってイメージを膨らませるためには色々と経験を積む必要があります。
人生がつまらない、やっとの思いで会社に入ったけどなんか違う、という人はもっと経験を積みましょう。
旅行に行く、勉強会に参加する、趣味に没頭する、読書をする…などなど。
どんなことでも経験をしておくと、自分が本当にやりたいことのイメージがつかみやすくなるはずです。
一旦イメージさえできてしまえば、あとはそれをどう実現するかの問題なので難易度はグッと下がりますよね。
とりあえずワタシは手元にあるパリの写真集でも眺めて、パリのイメージを膨らませておこうかな。
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