ネットで「女性に」売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則

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どうも世の中の消費は女性が担っているんじゃないかと思って手にとった『ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則』という本が面白かったのでご紹介。

実際本書によると世の中の商品やサービスの大半は女性向けに作られているとのこと。

つまり女性をターゲットにすればビジネスを拡大することができるんじゃないですかねー?

以下、個人的にグッと来たところを書いておきます。

女性と男性では買い物に対するスタンスが違う

「数字」や「機能性」などのスペックを重視する男性と、「ピンッ!と響くか」や「モノの背後にあるストーリーに共感できるか」などイメージに左右される女性とでは、考え方も購買行動のパターンも大きく違っています。(P.15)

奥さんや彼女と買い物に行くと「何で女性の買い物はこんなに長いんだろう?」って思うことありませんか?

実は女性と男性では買い物に対するスタンスがまるで違うんですね。

男性は事前にある程度のリサーチをしておき、お店に行ったら買うだけというスタンスであるのに対し、女性は買い物のついでに他のお店に足を運び、いわゆるウインドウショッピングをするので男性よりも時間がかかることが多いわけです。

つまり商品に対する考え方がまるで違うんですね。

女性は商品を感覚で買う傾向にあるということですから、女性をターゲットにした商品・サービスを売りたいのであれば、文章で長々とスペックを説明するよりも、見出し文だけで意味が通じるようにしたり、イメージ画像を多く使うなどの工夫をすると良さそうですな。

女性は「本来いる場所を取り戻す」商品を求めている

シンデレラはかまどの灰にまみれ、床を掃除しながら、「私は、本来はお城にいるべき人間なのに、何かがおかしい」と感じつつ、毎日暮らしています。そして、多くの女性はシンデレラと同じように、「今いる場所」(本当の現実)よりも「何不自由なく暮らしている夢の世界」を「本来の自分がいる場所」だと思っています。(P.23)

これも男性と女性の考え方の違いですね。

男性は今の現実に恵まれていなければ、コツコツと努力して自力で這い上がるための努力をしてゴールを目指す、少年マンガの主人公のような考えを持っています。

一方で女性は今の現実は本来の現実ではなく、ゴール部分こそが本来の現実であり、本来の現実を取り戻すという考えを持っているのです。

ということは女性には「簡単に本来の自分を取り戻す」ことができるような商品・サービスが響くということですな。

「努力せずに簡単に痩せる!」という商品が世の中からなくならないのも分かる気がしますねー。

まとめ

以上『ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則』のご紹介でした。

今回紹介した内容以外にも「男性の考えるピンクと女性の好きなピンクは違う」とか「女性は興味のある部分しか読まない」など、女性の心理や行動に関するノウハウがモリッと詰め込まれている濃い一冊でした。

女性向けに商品・サービスを売る人だけでなく、女性向けメディアの記事を書くライターさんとかデザイナーさんにも参考になりそうですな。

ご興味あればどうぞ。

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